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🦊👓「今日も声は届かないのね」
原曲『林檎売りの泡沫少女』yukkedoluce様
??「遠い遠い時の果て そこに住まう人は皆」
??「永遠の命をもつ世界での話」
??「赤い実の成る木の下」
🦊「フンフフ〜ン♩」
??「La La Lu La 生まれながらに」
??「死の呪いがかけられた|少年《少女》の話」
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色付いた街外れ
蒼く光る湖畔
🦊「〜〜〜♪」
赤い実のお菓子屋
🦊「…よし!…今日はいつもよりおいしそう!!」
ちょっぴり寒くなった今日は妙に誇らしげ
🦊「行ってきま〜す!」
自信作を売りにゆく
🦊(待ってて…今度こそ美味しいんだから!)
時計塔の見える市 驚いた
??「珍しく賑やかね La La Lu La Lucky!!」
物憂げな街の隅 ひとり
🦊「赤い実のパイどうですか?…自信作なんです!…」
そんなのひとつも売れないさ |少年《少女》を見て蔑む人達
🦊(みんなと何も変わらないのに…美味しくできたのに…)
今日も声は届かないのね
🦊「おいしいですよ!…自信作で!…」
タッタッタッタ
🦊(…まるで透明になったみたい…)
そうして誰もが知らぬ振りをした
何故なら|少年《少女》は呪われているから
死んだ世界で唯ひとり生きていた|少年《少女》の話
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🦊「…よし…いい感じじゃん!!」
夜なべでアレンジパイとにっこりスマイル引っ提げ
🦊「行ってきま〜す!!」
|少年《少女》はまだ諦めない
時計塔の針も空を指して お腹も鳴るそんな時
🦊「…わぁ!」
ふと後ろから人が|少年《少女》を押す 甘い籠は落ちる
グチャグチャ
🦊「…あ…あぁ…」
お菓子を踏み行く人達 平気な顔してさ
🦊「……ッ」
惨めに拾い集める ふともうひとりの手が
👓「…大丈夫ですか?」
どろどろのパイを徐に口に入れて
👓「これ…おいしいね!」ニコッ
その声で心は溢れた
🦊(僕…ここにいていいんだ…)
まるで輪郭を描いたみたいだわ
👓「大変だね…」
そうして彼は手を差し出した
何故なら|少年《少女》に呪われているから
🦊「あ、ありがとうございます…」
死んだ世界で唯ふたり生きていた遠い物語
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街の人達は哀れむ|赤い実を食べて呪われた者《もふ》を
街の人「永遠に生きられずに死ぬのさ」
街の人「嗚呼なんて可哀想な話…」
🦊「ふふっ」
👓「あははっw」
ふたりは笑う それでも笑う
??「La La La とっても素敵な呪いね」
例え明日死んでも『今』が確かで大切になるから
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🦊『おいしいですよ!…自信作で!…』
もう声は届かないのね
🦊(まるで透明になったみたい…)
そうして誰もが知らぬ振りをした
何故なら**世界**が呪われているから
『永遠』の呪いは解かれていた
まるでふたりの方が狂ったみたいだろう
🦊「おやすみ!」ニコッ
👓「…おやすみ…」ニコッ
そうしていつか笑うように眠る
何故ならふたりは
**放たれているから**
🦊「もふくんっ!」
👓「どぬっ!」
死んだ世界で唯ふたりだけが幸せだった
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??「…おしまい」ニコッ