公開中
ヒエラルキー #1
No.1
宮村 紀
親の給料に見合っていない荒い金使いのせいでヒエラルキー最低位「ラフト」。
優れた運動神経、頭脳を持った超人。
現代社会帰宅部・部長を務める。
--- 行ってくるぞ。司 ---
誰もいない所で独り言を言うのは俺らしくない。
だけど。人間不信である俺が信じられる人は、、、、
---
「えー。今回、ヒエラルキー「ラフト」高岡 望美さんが政府から狙われていると言う情報を得た。俺の方に直接依頼を受けたから、いつでも来て良いそうだ。今日寄る予定だ。今回は|大事《おおごと》だ。全員で安全を確保するぞ。」
「「「「「「りょーかい」」」」」」
俺達は|現代社会《ヒエラルキー化》帰宅部だ。
所属者は一人を除いて全員ヒエラルキー最低値「ラフト」。
ヒエラルキー化を進めている|政府《指令、駆除係》に大切なものを失われた人間たちが集まった部だ。
部員数は俺を入れて7人。さっき一人を除いてと言ったが、その一人は|現代社会《ヒエラルキー化》帰宅部 副部長、海棠 匠。ヒエラルキー最高値「レイト」。彼がレイトまで登りつけたのは、悲しい過去を抱えているからだ。他の部員より値が上なのに嫌われていない、むしろ尊敬される理由は、、一緒に居ればきっと誰もがすぐに分かるだろう。
主な活動内容はヒエラルキーに苦しむ人達の安全の確保。
外を見回る事からヒエラルキー「ラフト」以上(ラフトを含まない)の奴らに「帰宅部」と言われたことからこんな名前になった。
---何かを失った者は誰よりも逞しく、有能だ。 ---
それが俺達が助けることが出来た人達が言ってくれた言葉だ。
---
「起立。礼。」
「ガラッ。」
「「ドーン」」お互い急いでいたようで肩が打つかるだけで大きな音が鳴る。
「あ、、すみません。宮村先輩いらっしゃいますか??」
「テメェもしや|現代社会《ヒエラルキー化》帰宅部??」
「あはは。可哀想にアンタもどうせラフトなんだろww」
「なんでも変わりありません。僕は宮村先輩がいらっしゃるのか聞いているんです。」
「はぁ??こっちはお前のヒエラルキー値がどれぐらいか聞いてんだよ。まぁどうせラフトなんだろうけどw」
「僕は「レイト」です。」
そう言って匠はヒエラルキーパスポートを見せた。
「、、、、」
辺りは静まり返り、匠はそれを言い残して、教室を去った。
続く
どうでしたか⁉️
男の予定が男子高校生にさせて頂きましたm(_ _)m
メンゴメンゴ
#2 任務