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夏の話2
みゃあ
『浴衣...似合ってる...?//』
そう言ったのは僕の幼馴染の夏菜(かな)
彼女の浴衣姿は髪はお団子で結んであり、浴衣はピンクの花柄でとても可愛らしい印象だった
「うん!!似合ってるよ!すごく!!」
僕は興奮気味にそう言った
『そ、そう.....あ、ありが..』
**ぐぅ〜〜**
彼女は照れくさそうに言葉を放とうとしたが、お腹の音が会話を遮ってしまった
...
どうやら彼女の腹の虫が収まらないらしい
『......ッッ//////は、早く行くわよ!』
夏菜は恥ずかしそうに僕の手を取って人混みの中へと急いだ
〜りんご飴屋
「おっちゃん!これください!」
おっちゃん「まいど!!」
僕はりんご飴を2個買い、1つを夏菜に渡した
『えっ...!い、いいの?!』
「うん!だってお腹すいてそうだったし...」
『うっ...!!うるさいわね!』
夏菜はこちらを睨みつけてきたが、浴衣姿が可愛すぎて僕には何も怖いものは無い
夏菜がパリポリと飴を噛む音が隣から聞こえる、僕も夏菜に食べられたい。ずるいぞりんご飴。
りんご飴を頬張る夏菜は大層美味しそうに食べるので僕も飴が溶けないうちにりんご飴を食べ始めた、正直夏菜の浴衣姿でお腹がいっぱいだった
〜ベンチ
僕たち2人はしばらく祭りを満喫し、今は祭り会場の近くのベンチで休んでいる
僕は頭にはお面、左手には冷やしきゅうり、右手には焼きイカ、中指には水色のヨーヨーを装備し
夏菜は頭にはお面、左手にはわたあめ、右手にはりんご飴(2個目)、中指にはピンクのヨーヨーを装備している
完全に祭りを満喫している図が完成してしまっている
『はぁ〜疲れたぁ!』
隣に座っている夏菜がため息混じりに言う
「この祭りって確か花火あった気がするよ、それまでここで休んでおく?」
僕は夏菜に気遣いの言葉をかける
『えっ花火あるのっ?!場所取りしないとじゃない!!
よーし、そうと決まれば急ぐわよ!』
先程までの疲れた様子は何処へ行ったのやら、またしても僕は引っ張られる側なのか、と思いながらはぐれないように手を繋いで走って夏菜を追いかける
〜丘の上
「ここは.....?」
『ふっふーん、高いところの方が花火見やすいでしょ?こういう所の事を穴場スポットって言うのよ!』
夏菜はドヤ顔でそう言う
「へぇ...!!夏菜はすごいね...!こんなところ知ってるなんて...!!」
僕は流石!という目で夏菜を見て、夏菜は相変わらずドヤ顔をしている、ああなんて可愛いのだろうか
もう、もう今ここで──
**ドンッッッッ!!!!!!**
突然鳴り響いた大きな音に少し驚きながら、空を見上げる
『わぁ......!!!!』
夏菜はどんどん打ち上がっていく花火を見つめている
僕はそんな夏菜を見ながらつい思わず心の声が漏れてしまう
「───綺麗だなぁ」
僕はハッとし、急いで夏菜から顔を背け花火を見る
『....そうね、すごく綺麗だわ......!!』
良かった、どうやら花火の事と勘違いしt
「違う」
『え?』
何を言っているんだ僕は、このまま友達のままずっと隣に居るだけでいいじゃないか、なのに、なのに......
「綺麗なのは夏菜がだよ」
『────っえ.......?!?!///』
しまった、どうしよう。どうしよう。どうしよう。お、おちおちおち落ち着け、とりあえず落ち着くんだ僕...落ち着けぇ〜....うぉぉ〜...........
『なっ、何言ってんのよこのバカッ!!』
僕は思いっきり頭を叩かれてしまう
『そっ.....そういうのは好きな人に言うものでしょ?!!なんで私に─』
ええい、こうなったらどうにでもなれ、ずっと想い続けてきた気持ちを伝えるんだ
「...夏菜が好きだから、夏菜がずっと大好きだったから
僕と、僕と付き合ってください」
僕は真剣な顔で言う
夏菜はかなり戸惑っているようだ
『えっ...えっ...?わ、私?私でいいの...?
こんな暴力的だし、可愛くもないこんな私でいいの?』
「夏菜が良いんだ」
『...........っ//』
夏菜は覚悟を決めたような、恥ずかしそうな顔で言う
--- 私も...私も好きだよ ---