公開中
忘れられない夜桜。
しのちゃんとのコラボ小説です。
ハンドレッドノートの二次創作ですが、あんまりハンドレッドノートの要素が入れられなかったので知らない方でも楽しんでいただけると思います。
読んでいただけると嬉しいです。
「そら、夜桜見に行かない?」
午後8:00。私、そらは同じ恋愛寮にいる彼氏である、まどかくんにそう言われた。
「え?いまから?」
「うん。今そらもうメイク落として髪も崩れてるじゃん。今しかないよ。」
当然でしょという顔で言うまどかくんに苦笑いがこぼれる。
(もう、独占欲強すぎ。キャラ崩壊してるじゃん。)
「何、そんなに見てほしくないの?私の事。」
からかいまぎれに言うとまどかくんはそばにあった布団に顔を隠して、
「だったらだめなの?」
と声からわかるほど恥ずかしがって言ってくれた。気づけば私も
「いいよ、行こう。」
といってしまっていた。
---
「しの、夜桜見に行くぞ。」
私、しのは同じ恋愛寮にいる彼氏である仁くんにそう言われた。
「えーもう眠い。明日にしよ。」
今は午後8時。もう、お風呂に入って寝ようかなと思っていた頃。
「だめだ、今日というか今がいいんだ。
……あんまり昼間にいくとしのに変な虫がつくだろ?」
最後の方は気恥ずかしそうに言う仁くん。
(もう、私の事好きすぎ。変な虫なんて寄り付かないよ。)
「虫なんてまだいないよ……?」
仁くんが言った虫が本当に虫なんだと勘違いしてる風に言って仁くんをからかってみた。
すると、
「男って意味だよ……早く行こうぜ……」
もっと顔を赤くして言う仁くん。
「ふふっ。いいよ、行こっか。」
それでも行くって行ってしまう私。好きすぎるのはどっちなんだろうか。
---
「わあ、きれいだねー!!」
近くの川沿いに来た私とまどかくんは夜桜を堪能していた。
「そら、ちょっとこっち見て。……はい、笑って。」
パシャッとまどかくんのスマホのシャッター音がなる。
「ちょっと、急に取らないでよ。ほら、こっち来て。」
まどかくんの肩を寄せて、今度は私のスマホの内カメでツーショットを撮る。
「そら、急すぎ。転ぶかと思った。」
ぷくーっと頬を膨らませて言うまどかくんに「お互い様でしょ?」と返す。
「ねえ、写真送って。ホーム画面にするから。……そらもお揃いにしよ?」
「ふふっいいよ。」
写真を送りあってスマホを操作していると遠くにしのちゃんと仁くんが見えた。
(そういえばしのちゃん、準備してたな……)
声をかけようと走ろうとした瞬間身動きが取れなくなった。
「……っ!!」
まどかくんにバックハグされていたのだ。
(えっ!?ちょっと、ここ人前……)
「まどかくん、ここはみんな見てるから……やめて?」
笑いながらそう返すと、
「いやだ。今日は僕との夜桜デートでしょ?……他人のとこにそらが行くって言うなら離さない。」
私の背中に顔を埋めて言うまどかくん。
(もう。全く。)
「わかった。ごめんね。」
そう言って私はまどかくんの頬にキスをした。 「っ!!」
まどかくんの顔がぽーっと赤くなる。
「帰ったら、容赦しないんだからね。」
まどかくんの口からそんな言葉が出ていたことはまた別の話。
---
「仁くん!あそこの桜めっちゃきれい……!」
夜だと言うのに桜にテンションが上がって早足の私。
「わかったから。頼むから転ばないでくれよ。」
「はーい!」
「仁くん、仁くん、このピンク可愛くない……?」
一つの木を指差して言う私。
(この色可愛い……あ、ソメイヨシノって言うんだ……)
「ああ、可愛いな。でも……」
口を閉じる仁くん。
「でもってなに?可愛くないの……?」
仁くんにはわからなかったかな……と不安に思っていると、
「いや、しのの笑顔の方が何倍も可愛いって思っただけだ。」
「っ……!!」
(もう、仁くんったら、涼しい顔でそう言うこと言ってくるんだから……)
自分で顔が赤いことがわかった私は仁くんに抱きつく。
「嬉しいけど……今はやめてよ……」
そう訴えると、
「わかった。帰ってからたくさん言ってやる。」
そう言ってきた仁くんにまた顔が赤くなることがわかって悔しくなり、
「ちゅっ……」
仁くんの顔を抱き寄せてキスをした。
「そんなこと言ったって、負けないんだから。」
真っ赤になった仁くんの顔を見ながらそう言う。
「お前……帰ったら覚えとけよ……」
そう言われたことはまた別の話。
読んでくださりありがとうございました!!
初めての二次創作で不安な部分もありましたがなんとか書ききることが出来ました。
もしよければアドバイスなどくれると嬉しいです!