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3.暇つぶし
暇になってしまって、少しの暇つぶしに
少女に言葉を教えてみることにすることにした。
まずは自分のことを指で指して、自分の名前を言う。
「私はアールツティン。アールツティン、覚えた?」
「...うー」
やはり、脳みそ欠けているんだったら無理なのかな。
言葉にならない音を出すだけで、会話することができない。
でも他にやることも見当たらなく、彼女に言葉を教える。
ああ、長過ぎるのは無理の原因かと思い、略称を伝えた。
「私はアルツ。これで理解できる?」
「...あー」
いいところだが、まだただのうめき声。
言葉らしい言葉は話せないと思うほうが最良なのかもしれない。
日が経つと、少女の足の傷は直ってきて、すでに立って歩ける。
すぐにどこか行こうとするから、観察が大変で、気がまいる。
ところで、食料が残り少ない危機がある。
生存者のコミュニティを探して、そこでもらおうか。
でも、この子連れて行かなきゃか。親も無いみたいで、不憫だ。
この子連れてのも旅は、かなり大変になりそうだから嫌なのだが。
とりあえず、そこら辺で拾った犬用ハーネスを使って、
自由に逃げられないように人間用ハーネスを作るた。
つけようとするとひどく嫌がられて、顔を引っかかれた。
医者のくせに、傷が耐えないのは患者かな。