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1話 転校生はまさかの?
最初暴言注意!
後に恋愛になりまーす
「なにそれwww」
「あ、待って!」
「アイツ居るんですけどwww」
はぁ。あの人達の会話は私への暴言まみれだ。
一人じゃないよ!
そんな言葉をかけてくれたあの男の子。転校生だったりして。
まぁ、関わることはないから別にいいけど。関わったらもっと酷く
なるから。
「行ってきます。」
「とっとと逝きなさいっ!」
私は溜息を付く。母親も父親も私には愛情を注がない。〝長女〟だから。
しっかりしなくっちゃ。虐めにあっていても先生はなにも言わない。
それどころか今では内緒のクラスラインがあるらしい。別にどうでも
いい。どうせ私の悪口を言い合っているんだから。見ると心が痛くなる。
ならば背ければ良い。私は弱虫だ。現実から逃れて幸せになろうとする。
「でさぁ〜」
「なにぃ?」
「#名前#がキモくてさぁ。」
その一言で歩く足を早める。あぁ。また逃げてしまう。そんな弱虫が
生きてて良いのだろうか。人の役になれるのだろうか。校門に着いて
しまった。きょうも虐めに合う。辛いなんて思ってはいけない。
チクッ!あぁ。またか。今日も上靴に画鋲がある。靴下には血が滲む。
「とっとと逝きなさいっ!」
その一言が頭をよぎる。もう聞き飽きた。私は教室の扉を開ける。
ドゴッ!あぁ。蹴られた。毎朝これだから慣れたけど。机には
『死ねよ』『キモい』
悪口が書かれてある。そんなの分かってるよ。でも誰かが言ってくれた
「〇〇は#名前#に期待しとるで!頑張ってな!」
期待とかプレッシャーをかけないでよ。大事なことで失敗してそして
咎められる。今日も泣いてはいけない。人に助けなんてもとめれない。
はぁ。地獄なんてもう終わればいいのに。私は席につく。
朝からずっと暴力を受ける私は嫌だ。そう思う。だってそうだろう。
コトッ!
「お前外すなよー!」
「わりぃ」
私に向かい黒板消しを投げつける。
「おらぁぁぁ!」
ゴンッ!
「ナイス〜www」
はぁ。最悪だ。少し痛いし。保健室行ったらサボりと言われる。
私だって逃げたいよ。でも逃げれない。昔みたいな愛情は?
優しさは?だれも助けてくれない。その事実は変わりない。
仲良かった妹も弟も
「はぁ。帰ってきたんだ」
「帰ってこなくていいのに。
かけて欲しかった言葉なんてもう誰もかけてくれない。
「大丈夫?」
その一言がどれだけ欲しかったんだろう。
「朝のHR始めるぞー。」
あぁ。誰も話しかけない。
「今日は転校生が来る。」
その一言で私の思考は途切れる。
「一星れるやで!」
「え?」
その子は私が庇った少年だった。
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「今日は転校生が来る。」
緊張してまう…。一人知っている人がいるように。そう願い
教室に入る。
「一星れるやで!」
後ろの方の席に昔れるを守ってくれた女の子が居た。
「イケメーンっ!」
「カッコよすぎ…。 」
「#名前#と大違い!」
「比べたら駄目だよぉ〜♡」
だいたいどのクラスにもぶりっ子は居る。このクラスはほとんど
ぶりっこだ。れるを守ってくれた女の子をのけて。
「質問はー。」
「はーい!」
女子は殆ど手を挙げる。
「彼女居ますかぁ〜♡」
「おらんで!」
笑顔で返答する。やったー!その一言が聞こえる。れるは最悪やけどな。
「好きな人はぁ〜?♡」
「おるで!」
昔守ってくれた#名前#が好き。その一言は出なかった。
「私かも!」
お前なわけ無いやん。メイクをして自分の可愛さをつくるやつれるが
好きなわけ無いやんwwwちっぽけな脳みそで考えてみーや。
「彼女募集中すかっ!?」
「お前男だろ!」
先生もツッコんでるわ。でもれるがつっこみたかった!
「席は#苗字#の隣なーwww」
よっしゃ!ずっと好きだった子の隣や。
「よろしくな!」
れるは話しかけた。彼女は軽く会釈をする。まだいじめられてるんかな。
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