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    #1 桜吹雪で会った君は。
    
    
        ついに、1話です!
デビュー作はシリアス展開を迎えましたが、こっちはのほほんとしています!
温度差ありすぎですねww
それでは、お話の世界へレッツゴー!
    
    
    
今の時刻はなんと8時10分。
入学式が始まるのは8時15分。
ここから学園まで10分。
遅刻確定じゃん。
どーしよ…
その瞬間、桜吹雪がサーっと吹いた。
「ん? その制服、君も天空学園の新高1?」
突如、桜吹雪の中から(?)自転車に乗った男の子が現れた。
「え、今どこから…」
「そんなこと話してる場合じゃないよ!
 乗って!」
「え、ちょっと…」
私は強引にその男の子の後ろに乗らされた。
猛スピードで学校に向かって行く。
急すぎて、何も思わなかったけどものすごくイケメンだ。
そんなことを思った。
キキーっ。
自転車が止まる。
「セーフ!」
「アウトです。」
後ろから怖そうなメガネをかけたおばさん(と呼んでいいのか?)に告げられた。
「二人とも、学園長室に来なさい。」
入学早々、怒られるなんて…
「俺がどうにかするから、お前は隙を見て逃げろ」
小声で言われた。
「え、どうにかするって…」
「着きました。入りなさい。」
席に座らせられた。
「二人乗り、危ないスピード、遅刻、どういうことですか?」
「あわわ、すいません、私が遅刻しそうだったのを彼が助けてくれたんです。
 私、今日初めて島を出て右も左もわかんなくて…」
「ですが、遅刻は遅刻です。本来ならt((」
トントン。
「失礼するよ。」
「ここに天川さんはいるかな?」
「私です!」
「お〜。よく来たね。さぞかし遠かっただろう。
 みんな心配しているよ。
 入学式に戻ろう。」
「学園長、お言葉ですがまだ話が終わっていません。」
「いや〜、言い忘れていたよ、この子は家が遠くて間に合うには6時に家を出なければならないんだ。
 だから、少し遅れてきてもいいよと言ったんだよ。」
学園長先生が私にウインクして続けた。
「それに、桜庭くんは助けようとしてやったことだろう。
 多めに見てあげなさい。
 我が学園の教育目標にもあるだろう。
『友の助けにはできる限りのことをするべし』と、
君のご先祖様の言葉じゃよ。」
「ですが、二人は初対面です。友達ではありません。」
「同じ学び舎の生徒じゃ、もう友達じゃよ。
 じゃ、入学式に行くぞ〜。
 そろそろわしの出番もあるしな。」
 そう言うと、学園長先生は私と桜庭くんを学園長室から連れ出した。
学園長先生がいなかったからなのか入学式はストップしていた。
校庭で桜が舞う中、入学式は再開した。
私も指定された席に着いて、先生たちの祝辞を聞いた。
すると、小さな声で
「あなた、初日から遅刻っておもしろいわね。
 後で話しましょ。」
 と、声をかけられた。
え、まさか怒られる!?
そんな〜(泣)
同い年の子に怒られるとか私ってばそんなに問題児なの?
    
        桜庭くんみたいな彼氏欲しい…
かっこよすぎて書いてるとき、頭の中沸騰(?)してたンゴ
感想待ってます!
誤字ってたりしたら言ってね?
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