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回天
TOFU
目覚ましが鳴る。
起きて軍服を着る。
胸に恋人の写真を入れる。
いつものように下に降りると弟が冗談を言っていた。
「はは...」
なんだかいつもと違う、弟が心配してくれた。
でも大丈夫といって港まで行く。
軍曹に挨拶、それから潜水艦に乗り込む。
回天のほかの乗組員は。
「なんだよ~面白いこと言うな~」
「はははは~そうだよな~」
なんで、怖くないんだろう。
ついにこの時が来てしまったか。
お国の、ためなんだ。
回天に乗り込み、ハッチをしめる。
「エンジン、始動!」
敵の戦艦の位置を確認、絶対に沈める。
無駄死には、したくないからね。
「あれ、沈んでる...」
だめだ、
「空気排出!」
そんな、
「すすめよぉぉぉ!」
せめて、
「ああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁ」
敵艦の近くで。
あっ
遠くから爆発音が聞こえるな、仲間は、敵艦に届いたかな。
不名誉なのは僕だけでいい。
ドン
衝撃が来る。
どうやら海底に刺さったらしい。
あれ、なんだか船内が熱いな。
火薬庫のほうから火が。
激痛、苦しみ、そして...
最後の1秒だけ、気持ちよかった。
完