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月下に舞う銀髪の死神は美しき鎌で眠りに誘う 01
私の人生は終わった
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はずだった。目を覚ますと、知らない場所だった。ここが天国か?いや、転生したのかも知れない。そんなバカげた自分の考えに思わず笑ってしまう。
「残念でした!あなたは転生してません。でもここは天国じゃないんです!」
……え?知らない誰かの声だった。目の前にいるのは、ガイコツのお面の女の子。赤いドレスだった。それより、何?私、天国行けなかったんだ。やっぱり、天国って、私みたいななんとなく生きてた人は受け付けてなかったんだな。じゃあ、ここは地獄かな。
「そうです!ここは地獄!零、何も分かってないでしょ!私が説明してあげる!」
私のバカげた考えその2はみごとにあたった。もう、めんどくさいかも。諦めて、こいつに従おう。
「……はい」
私はそう言いはなった。
「分かった!じゃあ、零がなんでここに来たのか説明するね!ここでは、死んだ人から、死神の素質がありそうな人を選んで死神にしてるの!つまりね、零は死神になったってわけ!」
死神?へぇ、そんなものあるんだ。知らなかった。女の子は続ける
「まず、鏡を見て!今の見た目はね!生前の性格と会わせてるの!」
私は、言われた通りに鏡を見る。
…!はっきりいって、私でも分かるほど綺麗な人だった。私は、真っ黒な、ドレスだった。やや背が高くて、色白。顔つきも綺麗だった。して、一番驚いたのは、髪。私は、銀髪だった。思えば、わたしの見た目は、白と黒だけでできていた。頭にはヘッドドレス。右側にだけ、ヴェールが垂れていた。なんだろう。外してみよう。
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「ダメです!!」
慌てたように少女が言った。
「零の右目には呪いがあるの!その目に映った人は、ボロボロにとけて激痛の中で消えるの!どうしてもって時以外使わないで!」
…へぇ。怖いな。