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殺人ゲーム
登場人物……(日記見てる人は分かる)
亞神 楽梦(あがみ らむ)
咫拠乃 葉瑠緋(たよりの はるひ)
今日は珍しく予定がなく、同じく暇だったという葉瑠緋を家に呼び、だらだら過ごしていた。
すると、唐突に彼女が言った。
「ねー楽梦ー、知ってるー?」
「はぁ?何をだよ」
「あはは、楽梦はせっかちだなぁ」
「殺人ゲームのことー!!」
聞いたことがまるでない、物騒すぎる単語が葉瑠緋の口から飛び出した。
え、まじで物騒だな。
「…なんだよ、それ。人狼ゲーム…的な?」
「あはっ、違うよー?」
そう言い、殺人ゲームとやらの説明を始めた。
「殺人ゲームっていうのはー、とある数人が集められて、敷地内で殺人し合うゲーム!」
「はぁ…。なぁ、葉瑠緋。それってまじで殺すん?」
「えぇー?何言ってんの楽梦、そりゃそうでしょーっ?」
おいおいちょっと待て。
実際に殺すんだったらかなり話が変わってくるが?
「えぇ…法律的に良いん?大丈夫か?」
「あははっ、ばれなきゃ大丈夫なんだってー」
「なんだそれ…」
笑いながらかなり恐ろしいことを言う葉瑠緋に少しの恐怖さえ覚える。
そのゲームの趣旨も分からないが、普通に犯罪だということは分かった。
「あ、話戻すねー」
「そのゲームの参加者は、逃げる側と追いかける側…まぁ、要するに殺す側に分けられるんだよねー」
「それで、なんと賞金が貰えちゃうんだー!」
その賞金の金額も、逃げる側と追いかける側のどちらに与えられるものかも知らないが…
この世の終わりみたいなゲームだな…
「へぇ…?それってどっちも貰えるん?」
「んは、楽梦、興味出てきたみたいだねー?」
「もちろんだよー?どっちも賞金げっとー!」
別に、面白そう、とかやってみたい、って思ったわけではないんだはな。
どっちも賞金を貰える…まぁそうか。
命賭けたゲームに無償参加は…ない、というか嫌すぎるからな。
ん…?というか、なんでこいつ、殺人ゲームとやらのこと、こんなに知ってるんだ…?
「あ、お前、それ参加したってことか?」
「今更ー?あはは、だから知ってるんだよー?」
けらけらと言う葉瑠緋は、別段なんでもないような顔をしている。
こいつやってんな…
なんでそんなこの世の終わりみたいなゲーム参加してんだよ…
と思いつつも、彼女と縁を切るつもりなどはないが。
それに、ここで俺と話しているということは、逃げ切れたということ。
…賞金、どれほど貰えたんだろうか…?
「終わりだよお前…ちなみに、どんぐらいだった?」
「えぇ、興味出てんじゃあん、あはは」
「あ、どれくらいだったか?えっとね、4人かなー?」
俺が問うと、なんでもないようなテンションでそう言った。
結構このネタ知ってる人も多いのではっっ?!()
意味怖のつもりでした()