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    SSD財団〜本編〜「DSA-0001確保記録」
    
    
        登場人物
◼️01(0級職員管理人)
◼️02(0級職員)
◼️03(0級職員)
前野(4級職員スパイ)
山村(3級普通科兵士)
浅野(3級普通科兵士)
野山(罪人職員)
    
    
    W連合から伝達が来た。「イギリス王国ケンブリッジ州で、イクシード発見。詳細は『SSD財団001任務内容』だ。直ちに現場に急行せよ。」か、、、これが最初の任務、絶対に失敗できないな。
『ピピ、01評議会ニ集合セヨ』
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01評議会会議
「やあ諸君、集まってくれてありがとう。SSD財団管理人の「◼️01」だ。」
「今日、未明にW連合から伝達があってね。だから、集まってもらったんだ。」
「そんなのわかってるから早く任務内容を」
毎日ピリピリしてる「◼️02」が言う。
「すまん、すまん。発見場所はイギリス王国ケンブリッジ州。そしてイクシードの特徴は全身赤色の人間のような物体。直視するとその場で倒れ込み死ぬ。間接的に見れば大丈夫。質問は?」
「何人被害が出た?」
「知らないが、伝達が来たということは被害者はいる。他に質問は?」
「、、、」
いないか。
「よし、次は保護のために誰を派遣するかだ。」
これは、本当に真面目に考えなければならない。何故なら誰かを犠牲にしてしまうかもしれないからだ。
「まず、死罪職員1人、4級職員スパイ1名、3級普通科兵士2名でどうだ」
「OK」
「◼️03は?」
「OK」
「満場一致か、ならば次は保護方法だな」
「まず攻撃して、多分自身を身を守るために逃げると思うから、それで持ち運び可能保護箱に入れるのはどうだ?」
流石天才「◼️03」だ。いいアイデアだな。
「よしこれでオッケーだな。じゃあ、これをまとめて知らせるか」
『ピピ、死罪職員野山、4級スパイ前野、3級普通科兵士山村、浅野、ハ直チニイギリス王国ケンブリッジ州ニ向カエ。詳細ハ『任務計画001』デ、』
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任務
はあ、ついに来たか。俺は4級スパイ前野。2ヶ月前に入団してきた4級スパイだ。しかし、本当に任務が来るとは思わなかった。しかし、任務に逆らえば死んでしまう。どうせならみんなのために死ぬ方がいいと考え、急いでケンブリッジ州の集合場所に向かった。
来てみるともうみんないた。一通り挨拶を済ませ、どう保護しようか考えた。すると、上から煙が出てきて。後から知ったのだが、SSD財団に従うように洗脳する煙らしい。通称"洗脳煙"なんかかっこいいな(笑)。てことで色々考えた結果こうなった。
山村、浅野がイクシードに対して銃で攻撃する。
しかし、イクシードを見てしまうと死ぬ。
だから、俺(前野)が防犯カメラでどこにいるか伝える。
そして、イクシードは攻撃に怖がりまんまと触れると小さくなり箱に入ってしまうという通称"スモールBOX"(これはダサい)に触れ、保護完了!て感じだ。まあ、『任務計画001』とほとんど同じだ。
さあ、任務達成ももう少し、イクシードが暴走している場所までついたし、あとは計画通り行うだけ。スモールBOXもいい感じのところに置いたし、防犯カメラで見てるし、もう戦闘配置もOKだし、あとは打てと言うだけ。と思うと緊張してきた。だが、任務達成しなければならない。よし3、2、1で打とう。
、
、
、
、
3
2
1
「打て」
この声と同時に銃の射撃音が聞こえてきた。と、思ったら、、、、
イクシードが追いかけてきた。
「みんな逃げろーーーーーっ」
俺は大声で叫んだ。
やっとのことで近くの空き家に逃げ込んだ。
「外の様子防犯カメラで見よう」
そう山村が言ってきたのでみようと思った。しかし、重大な過ちを起こした。恐怖のあまり防犯カメラを落としてしまったのだ。
「すまん、落としてきた。」
「はあ????。お前何してんの」
山村が言う。
「喧嘩すんなって、落としてきた前野が自身の身を使って見に行けばいいじゃん」
浅野が言う。
「そうだな。よし、前野行け。」
「は、?勝手に話進めんといて。まずは評議会に伝えるぞ。」
「チェ、まあ、そうだな。任務違反になる。」
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緊急01評議会会議
「最悪だ、、、。保護作戦失敗か、。」
こんな時にどうすればいいんだ。
「やばいな」
「◼️02」が言う。
「しかし、落ち込んでいてはあいつらの命が危ない。」
流石天才「◼️03」だ。冷静だな。
「では、考えよう。まず、イクシードは人間に敵対的。ならば、殺すのならどうだろう?。」
「だめだ。研究が進みにくくなる」
「なら、どうすればいいんだよ」
「そうだ!。俺天才!」
「◼️2」が叫んだ。
「どうした?」
「こうすると良い!。罪人職員がいるだろ。それを使って一か八かになるけど、それに向かってスモールBOXを投げるんだ。」
「おー、結構頭いい」
「なんだよ、結構って。」
「まあ、何でもいいじゃないか。任務計画01を更新しとくぜ。」
『ピピ任務計画01ヲ更新中……ピピ更新シマシタ』
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最期
「更新が来たぞ」
「おっ、どれどれ〜」
「罪人職員がスモールBOXをイクシードに向かって投げるのか、、、。」
「な、なあ野山、やってもらっていいか?。」
野山が泣き始めた。
山村が背中をさする。
少し経った後、覚悟を決めたように立ち上がり外に出た。
前野が外に出ると誰もいなかった。
このイクシードはDSA-0001「赤い亡者」として名付けられた。
    
        読んでくれてありがとう!
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