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鏡のお話 3話 憂鬱
お久しぶりです。虚無猫です!お知らせの通り、また続きを書こうと思います!
--- 1週間後 ---
--- デデデ城 ---
デデデ城の広いキッチン、バンダナワドルディは洗い物をしていた。
バンワド 「よし、これで洗い物は終わり…はぁ…」
無意識に重いため息がこぼれる。
デデデ 「どうしたワドルディ?ため息なんてお前らしくないじゃないか」
バンワド 「あ、大王様…実はカービィとメタナイト様の事が心配で…」
デデデ 「あぁ、その事か、どうやらアイツら帰って来てから1週間経ったが会ったのは1回だけらしいぞ」
バンワド 「じゃあ仲直り出来なかったんですね…」
デデデ 「そう落ち込むな」
バンワド 「でも…」
デデデ 「アイツらの事はアイツらで解決させる、オレ様達が手を出す事はない」
バンワド 「そうですね…」
---
--- 戦艦ハルバード ---
バル艦長 「はぁ…」
メイス 「バル艦長、ため息なんてどうしたダスか?」
バル艦長 「いや、最近メタナイト様の様子がおかしくてな…」
メイス 「あーそうかもしれないダスね」
船員ワド 「そうかもじゃないですよ!」
バル艦長 「どういう事だ?船員ワドルディ」
船員ワド 「メタナイト様…カービィさんと仲直りしてないらしいですよ…」
バル艦長 「やはりそうか…」
メイス 「こればっかりはどうしようも出来ないダスよ…」
---
--- はるかぜの丘 ---
すやすや
カービィ 「むにゃむにゃ…ケーキおかわり〜…」
バニレオ 「………!……ィ!…き…!カー…!起きろ!カービィ!」
チリー 「起きて!」
カービィ 「うぅ〜ん…だぁれ?…ぼくいまケーキたべてるのに…」
バニレオ 「オレだよ!」
カービィ 「あ!バーニンレオとチリー!どうしたの?」
チリー 「どうしたもこうしたも!カービィまだメタナイトさんと仲直りしてないんでしょ!」
カービィ 「う、うん…だって…」
バニレオ 「その様子じゃまだ知らなさそうだな」
カービィ 「なにが?」
チリー 「メタナイト…明日また大事な用事で遠くの銀河まで行っちゃうんだって…」
カービィ 「え…」
チリー 「カービィまだ1回しか会ってないんでしょ?いいの?」
カービィ 「でも…」
バニレオ 「いいのか!もう次はいつ会えるか分からないんだぞ!」
カービィ 「でもぼく…メタにあんなひどいこといっちゃったんだよ?なのに…」
チリー 「カー…」
バニレオ 「うるせぇ!」
カービィ 「⁉︎」
チリー 「バ、バーニンレオ?」
バニレオ 「そんな事どうだっていいじゃねぇか!お前がメタナイトに何言おうと知ったこっちゃねぇがそれをいつまでもずるずる引きずるなんてお前らしくねぇ!いつものお前はどこに行った!能天気で食いしん坊で誰よりも強い『カービィ』は!いつものお前は誰かと喧嘩しても次の日にはケロッとしてそいつと笑って遊んでるだろ!それと同じだ!いつまでのくよくよしてんじゃねぇよ!」
チリー 「ちょっとバーニンレオ!それは…」
カービィ 「そうだ…そうだね!忘れてたよ!僕がカービィだってこと!」
チリー 「え?えぇ〜?」
カービィ 「よし!メタのところに行ってくる!今度こそちゃんとお話をする!あ!おわびのしるしとしてケーキ持っていかないと!」
バニレオ 「それでこそカービィだ!」
チリー 「な、なんかよく分からないけどカービィが元気になって良かった!」
カービィ 「じゃあ行ってくるね!」
バニレオ 「おう!ちゃんと仲直りしろよ!」
カービィ 「うん!ありがとう!バーニンレオ!チリー!」
チリー 「僕は何もしてないけど…」
メタナイト好きな人、ごめんなさい…今回からしばらくメタナイトの出番がありません…ごめんなさい…