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その傷、インクにつき。
彼女は僕をみて「わぁっ!」と驚いた。
⛓️ FILE: 登場人物記録(CHARACTER PROFILE)
👤 創 薫(はじめ かおる)
【コードネーム / 偽装名】:『創 薫』
【表の顔(カモフラージュ)】:クラスの最底辺に潜む、前髪が長めの黒髪メガネ男子(陰キャ)。
【裏の顔(妄想)】:秘密のノート「魔導書」に、架空の暗殺ルートや未公開の暗号コード、スパイ兵器の設計図をびっしりと書き連ねる重度の厨二病。
【特殊能力(アビリティ)】:魔力も異能もない「完全なる一般人」。しかし、いざという時に恐怖をねじ伏せ、絶体絶命の少女を守るためだけに命を懸けられる、最高ランクの『本物の勇気』を宿している。
【作戦状況】:クラスのおとなしい女子・如月沙羅を監視(片想い)しているが、チキンすぎて未だ接触(会話)の記録はない。
👤 如月 沙羅(きさらぎ さら)
【役職(ポスト)】:何でも屋マフィア『フォリア・ディ・サラ』若き最高幹部(リーダー)。
【表の顔(カモフラージュ)】:教室の片隅で息を潜める、目立たないおとなしい系の女子高生。
【主要武器(ウェポン)】:一瞬で敵の息の根を止める、冷たく煌めく鋭利なナイフ。
【組織の活動内容】:暗殺、情報強奪、潜入工作――。「依頼はほぼ何でも受ける」を鉄則とし、報酬と筋さえ通ればどんな危険な闇の仕事も完璧に遂行するプロ集団。
【作戦状況】:学校では正体を隠し一般人を完璧に演じている。同じクラスの創薫の存在については、「特に気にしておらず、会話の記録もなし」と、完全にノーマーク状態である。
僕はまだクラスに馴染んでいない。
周りを見渡すと、一軍が話していて僕はため息をつく
(はぁ…)
僕はあるノートを開く。
僕はこのノートを魔導書と呼んでいる。
中にはびっっしりと僕の憧れの殺し屋、マフィア、スパイの設定や武器が書いてある。
僕は、魔導書に書いてあったオリジナルマフィアの設定を考え始める。
(やっぱり、ここはこれだなぁ…単純に殺すんじゃなくて…!ニヤってして殺す設定にすれば!)
自然と顔がニヤッとなってしまったみたいだ。
一軍がこっちをみてくすくす笑っている。
その目線を無視するように真面目に書いていたら一軍女子の1人がこちらにやってきた。
そして魔導書を僕から奪った。
「陰キャくん何してるのw?何これ?魔導書?」
ぼくはすぐに取り返そうのした。
だけど一軍は手を上に上げ、僕に取られないようにした。
「え〜?なにとりかえしたいのおー?じゃあこうしてあげるっ!」
一軍は魔導書を校庭に投げた。
ポトン。
高く飛んだ魔導書は校庭の近くにあった池に落ちた。
「うーわ!びっくり!あたし投げる才能あるかもw」
そう言って一軍は元いた席に戻って行った。
僕はすぐに荷物を持って校庭に走り出した。
ビュン!
「お、おいっ!創ー!走るな!」
先生に怒られたけど、振り返る余裕はない。
校庭について、池の中をすぐさま探した。
見つけた魔導書はページが読めないくらいに…ぐちゃぐちゃになっていた。
「…」
言葉も出なかった。
その時、クラスメイトの如月沙羅さんが僕をみてびっくりしてそのまま過ぎ去っていった。
如月さんは、クラスの中で僕が少し気になっている人だ。
目立ってるわけでも、目立たなすぎないわけでもないのに惹かれた。
でも、今は気にする暇はなかった…
僕は濡れた魔導書をバックに入れ、帰ろうとした。
帰り道、誰かの呻き声が聞こえてきた。
その声は細い路地裏から聞こえてきた。
「…?」
よく見ると慣れかがナイフを振り回しているように見える。
厨二心をくすぐられた僕は路地裏に入った。
そこには血まみれの男の人と、如月沙羅さんがいた。
如月さんは男の人にナイフを振り回している。
その目はまるで光を失ったお姫様みたいだ。
男の人は多分亡くなっている。
「如月…さん?」
僕が声をかけるの如月さんはナイフを隠して、笑いかけてきた。
「えっと、創くん?なんでここに?」
どんどん近づいてくる。
僕は訛って如月さんに近づき、肩を掴む。
「っ!通報しようとしてるの?」
如月さんはそうやって片手を振り上げて僕に問いをかけた。
僕は首を振り如月さんに言った。
「まぁ、後でその男の人のことは通報するけど…それよりも如月さん!」
僕は目を輝かせていて如月さんを見つめた。
「かっこいいね!マフィア?スパイ?殺し屋?」
如月さんに質問攻めをすると、如月さんは困ったように言った。
「え、えっと〜。ついてきて!」
如月さんの細くて白い手が僕の手首を掴み走り出す。
血だらけなのに明るいところに出るのかと思ったが路地裏にあるドアの奥が隠れ家らしく、バレる安心はなさそうだ。
「ここが私〝たち‘’の隠れ家。私たちはフォリア・ディ・サラっていう何でも屋をやっているの。」
たち…?それにフォリア・ディ・サラって…
「かっこいいーーーー!」
僕は如月さんに大きい声で言った。
如月さんは少し笑った。
「ふふっ。創くんならここに入れそう」
…?何かはわからないけどこれから厨二心をくすぐる毎日が始まりそうだ!
皆様みてくれてありがとうございます!
神城零です!
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