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死神と悪夢 2話
地味にグロテスク 見る人によってはネガティブ
まるで自分を見下ろすような大きさのドアが、目の前に立ちはだかる。ドアに手を置くと、「ギシッ」と大きな音がなった。
そろそろ壊れそうな気がする。
扉においた手に力をかけると、
「ギシギシィ」と、赤子が泣くような、俺にとってはだいぶ嫌いな音がなった。
ドアを一気に開ける。
ドアを開けた先には、「何もない空間」があった。
吸い込まれるぐらい真っ黒なこの空間は、いつ見ても圧倒される。
慎重に進んでいくと、一つの台があった。そこに、先程先輩からもらった紙を置く。
「…ウィン」
機械音がなると、目の前に地図が現れる。ピカピカと光っているところをタップすると、あたりは真っ白な光に包まれた。慌てて目をつぶる。
次に目を開けたときには、細い路地裏にいた。
あたりをかるく見回す。周りに誰もいないことを確認してから、路地裏の奥へ進んだ。
結構厨ニ漂う服装だからな。見られたくない。
しばらく歩いていると、路地裏の終わりが見えた。そこが目的地だ。
俺は頭を少しだし、周りを確認する。どうやら奥は、家に囲まれた空き地のよう。
ふと、異臭がした。
慌てて空き地に入る。
薄暗い雰囲気と、嗅いだこともない異臭に吐き気がする。
「…あら、どうしたの?」
声が聞こえた。慌てて聞こえた方へ向く。
ーそこには、血まみれの少女がいた。
こんにちは、しちお。です。
出せるうちに出そうということで、2話書きました。少し雑ですね。ところどころ文がおかしいと思いますが、ご了承ください。
さぁ、一話最初の伏線回収(?)が無事できたところで、次号ご期待!