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すれちがうふたり
ハイキュー!!木兎✖️赤葦のBL小説でっす
切ない?系を書きたくなって、、(?
両片思いですれ違うみたいな、!
赤葦視点ーーーーー
「あかーーしぃ!!トス上げてー!」
後ろからよく響く元気な声が聞こえてくる。
「ダメです。もう時間ですよ。木兎さん。」
「えーーお願い!!あと一回だけ!!」
この人は、部活が終わったのにいつもトスをせがんでくる。
「、、、しょうがないですね。あと一回だけですよ?」
まあ、俺はそのわがままを断ることができないんだけど、、。
ダメと言いながら、もう少し一緒にいたい、と思う自分がいる。
「よっしゃぁ!あかーし、ありがと!」
ああ、やっぱりこの人の笑顔が好きだ。
ずっと見ていられる。見ていたい。
俺は、
とてつもなくこの人のことが好きだ。
でも、男同士だし、叶うはずがない。
木兎さんだってきっと、気持ち悪いと思うだろう。
分かっていながらも、諦めることができない。
自分がこんなにも諦めが悪いとは思わなかった。
だから、この想いは絶対に口にしてはいけない。
今までもそうしてきた。
だからこれからも、
ずっとそうするつもりだ。
結局あの後、五回くらいトスを上げさせられた。
でも、全然嫌じゃない。
むしろ嬉しかった。
木兎さんの役に立ててる。
そばにいられる。
頼られてる。
それが何よりも嬉しくて、ずっと続けばいいと思った。
でも、それが無理なことは、
とっくに気づいていた。
ある日の部活前のことだった。
俺が部室で着替えていると、木兎さんがいつも以上に勢いよく部室に入ってくる。
ああ、何かいいことがあったんだな。
と、俺には分かる。
そのいいこと、が何であれ、木兎さんが嬉しいことは俺も嬉しい。
でも、その日だけは違った。
「あかーーーしぃ!!!!」
「なんですか、木兎さん。」
「俺っ、ついにっ」
「さっき、好きな子から告白されて、、っ」
、、、、は、?
「俺、それで、OKして、」
、っやめて。
聞きたくない。
「ついに俺にも彼女ができたんだよッッッ!!」
ああ、聞きたくなかった。
この日だけは、どうしても喜べなかった。
俺は、最低だ。
こんなに嬉しそうな顔は初めて見た。
その顔をさせた相手が俺じゃなかったことに、すごく嫉妬した。
同時に、木兎さんが俺だけのものじゃなかったことに気付かされた。
今思えば当たり前だ。
だって木兎さんだ。
彼女くらいできるに決まっていたし、したくもないけど、想像もできた。
はずなのに、どうして。
どうしてそれを知る前に諦められなかったのか。
俺はただただ立ち尽くすしかできないままだった。
こんなとき、どういう風に声をかければいいんだっけ、、?
おめでとうございます、とか、言わないといけないのに。
分かってるのに、どうしても喉につっかえて出てこない。
代わりに、目頭が熱くなって、ずっと我慢していたものが溢れそうになる。
だめだ。泣くな。
「赤葦、、?」
「な、なんでもないですよ。木兎さん。、、、おめでとうございます」
「、おう!高校3年にして初彼女ゲットォ!!」
俺は必死に涙をこらえた。
思ってもない「おめでとう」という言葉。
胸が痛い。苦しい。
大好きな人の幸せを素直に喜べない自分がいる。
ほんとに、、最低だ。
一ヶ月くらい経ったある日、
木兎さんが別れた事を知った。
でも、この想いは絶対に伝えない。
でも、諦めるつもりもない。
矛盾しているけど、その方が
長くそばにいられると思ったから。
木兎視点ーーーーー
俺はバレーが好きだ。
それと同じくらい
赤葦が好きだ。
でも、男同士だった。
赤葦が女の子だったらな、なんてことも思ったことがある。
それくらい、本気で好きになっちゃったんだ。
でも、バカな俺でも分かる。
こんな恋は
叶うはずがないことを。
告って振られるくらいなら、
俺はこの気持ちを明かすつもりはない。
もし振られたら、この関係は続けられない。
赤葦にもきっと軽蔑されると思う。
それだけは絶対に嫌だったし、なによりも怖かった。
だから俺は「今のままの関係」を選んだ。
そんなとき、俺のことが好きだと言ってくれた女子がいた。
俺はなぜか、ためらいもなくOKした。
だって、これで諦められると思ったから。
俺は、赤葦にすぐ報告した。
赤葦は少し間をあけて、「おめでとうございます」と言ってくれた。
今思えば、
本当にこれで良かったのか。
でも、今更考えたってもう遅い。
これで諦められる、はずだったのに。
どうしてなんだ、。
心がすり減るような感覚。
少し、苦しい。
告られてから一ヶ月くらい経ったある日。
俺は振られた。
原因は分かってる。
俺のせい。やっぱり、諦められなかったんだ。
彼女と話すときも、デートのときも
いつも頭の中には赤葦がいた。
こんな俺、振られて当然だった。
でも、なぜかすごくスッキリした。
最低だな、俺。
今更赤葦に想いを伝えようなんて、俺はずるいと思う。
だから、伝えられない。
伝えたく、ない。
この関係が壊れてほしくない。
だから、これからも「最高の相棒」でいて。赤葦。
ーーEND
なんかありきたりなお話になっちゃったけど、
ここまで読んでくれた人大好き💕
まじこの2人には幸せになって欲しいヨォぉぉお