公開中
未定 2
ヤナギさん考案、アンニャントロマン企画です。リレー小説でみはなだちゃんから引き継ぎ、二番目になっています!えっと、みはなだちゃん...?だいぶネガティブ思考にしてくれたじゃないか。進路て...。ということで、この雰囲気を明るくしていきたいと思います!
みはなだちゃんの第一話はこちらです。
https://tanpen.net/novel/473553cf-41ac-460a-a614-5e62df2f40b8/
夏休み初日から、なるべく早くに課題を終わらせようと、机に向かって黙々とシャーペンを動かしていた。
私には、進路を決めるという課題もある。
その課題に専念するためにも、早く終わらす必要があった。
夏休みは、たくさんのことに挑戦し、私がしたいこと、好きなこと、向いていることを見つけるつもりだ。
色んな所にでかけたり、夏らしいこともしたり。
なんかんだ、夏休みを充実させようとワクワクしている自分がいた。
*
夏祭り当日。
本当は、普通の格好でいいやって思ってた。
けど、|沙羅《さら》が
『|斗羽《とわ》!今日は浴衣で来てね。約束だよ!』
というメールを送ってきたから、しょうがなく浴衣を着た。
高校生になってから背が伸びなくなり、中2のとき着てた浴衣がピッタリだった。
白の生地に水色の花が書かれた夏らしい浴衣。
お母さんがくれたんだけど、私にはもったいないぐらい綺麗で、全然着てなかった。
どうせ浴衣を着る機会なんか、この後中々ないだろうし、今日ぐらいはいいかな。
早めに着付けを終わらし、20分前に家を出た。
近くの神社へと向かって。
幼馴染み達との最後の夏祭りへ向かって。
*
「遅れるっ。結構早めに出たのに」
思ったより浴衣は歩きづらく、時間がかかってしまった。
やっと、神社の鳥居が見えてきたところだ。
私の前には、見慣れた背中があった。
頼りがいのある、大きな背中。
小学校のときは、私の方が10cmも大きかったのに。
いつ抜かされちゃったんだろう。
「おーい!|周《あまね》」
私の声に気づき、周は後ろを振り返る。
遅刻しているのは自分だけじゃないのにほっとしたのか、笑顔で手を降ってくれた。
高校生にもなって、女子に手を降ってくれるとは。
高校生、だからなのか?
まあ、根が優しいというのもあるのだろうが。
周は、学校でもモテる方だ。
誰に対しても平等に接するため、好かれやすい。
それに比べて、私は真逆だ。
感情的になることが多く、よく人を困らせてきた。
得に秀でていることもないため、注目されづらい。
そんなことをボーッと考えてると、周が前で止まってくれたので、私も早足になった。
その時、
視界の右側に、黒い動く物体が来るのが見えた。
動く物体は、猛スピードで私の方に来た。
そして、いつの間にか、私の体に触れていた。
気づいたときには、熱い、灰色の道路に体が横たわっている。
段々と意識が薄れていく中聞こえたのは、救急車のサイレンと周の声。
進路だけではなく、未来の私の存在が、未定になる瞬間だった。
いえーい。全然ポジティブじゃないっすね。あはは。まあ、いいでしょ!捉え方によっては明るくなるのでは...?
次の方は晴瀬さん。
なんていうか、なんとも言えないんですけど、よろしくお願いします。あと3話でこの話が終わるのか不安なんですが、頑張って、クダサイ...。楽しみにしてます。
そして、ヤナギさん。
こんな楽しい企画を考案してくださり、ありがとうございました!この後書かれるヤナギさんのリレー小説も楽しみしてます!
どうでもいいですが、柿の花言葉「広大な自然の中で私を永遠に眠らせて」らしいです。柿...どうした?