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不思議な部屋
イ 「え?階段がクレヨンになった?」
「下 簡単 なにもない 上 難しい お宝あるよ」
黛 「お宝?」
イ 「でも、下から行こう。」
黛 「そうだね。」
バッ(色々飛んでくる)
黛 「イブラヒム、気を付けて!」
イ 「うん!!」
黛 「なんとか抜け出せたね。」
イ 「あ、地図がある。」
黛 「何?ちょうちょエリア、美術館エリア、真ん中エリア…。」
イ 「とりあえず見てみよう。」
黛 「この家、鍵がかかってるみたいだね。」
イ 「黄色い家のメッセージを読んだら開く。って。」
黛 「おかしいくらいに親切だね。」
イ 「とりあえず読んでみよう。」
「おもちゃのカギはおもちゃ箱にしまうこと。」
黛 「おもちゃのカギ?」
イ 「開いたかな?」
がちゃっ
イ 「クレヨンで描かれてる…。」
黛 「バケツ…かな?とりあえず持っていくか。」
がちゃっ
叶 「イブくん?まゆゆ?」
叶 「…」
がちゃっ
黛 「今のって、追ってきたんだ。」
イ 「バケツを使う場所…。お花さんに水あげるのかな?」
黛 「そういえば湖あったもんね。」
イ 「水くんで、ってこの花咲いてない。」
黛 「このこにあげるのかもね。」
イ 「水くめたからさっきのお花さんに水あげよう。」
ぱぁっ
イ 「やっぱりお花さんさいた。」
黛 「あれ?中になにか入ってる。…鏡?」
イ 「なにか使うのかな?」
黛 「そういえばさっき目を覚ますには日光の光に当てる必要があるとかあったけど関係するのかな?」
イ 「そういえばさっき陽の光が当たるところがあったよ!」
黛 「おお。さすがイブラヒム。」
イ 「ここ。」
黛 「あったかいね。」
イ 「そうだね。」
黛 「でも、本当の日光浴びたいから早く脱出しよう。」
イ 「うん。」
「この順番通りにボタンを押してね。間違えた瞬間お仕置き!」
イ 「えっと、これ見た記憶がある。馬は、ここ。」
黛 「きのこはここだね。」
イ 「果物?はここで、」
黛 「魚がここ」
イ 「星がここにあって」
黛 「足跡がここで、」
イ 「ちょうちょがここ!」
パッ
イ 「ピンクのクレヨン?」
黛 「あれじゃない?黒いところを塗りつぶす的な」
イ 「なるほど。黒かったところと言ったら…。」
黛 「クレヨンで塗りつぶすの大変だよね。」
イ 「うん。幼い子ってよくこれで塗れるよね。」
黛 「本当に。」
イ 「これで大丈夫だろう。」
黛 「じゃあ、入ってみるか。」
イ 「おもちゃ箱?これが?」
黛 「もう中見えないくらい真っ黒じゃん。」
イ 「何が入ってるんだろう。」
叶 「行ってみたら?」
ドンッ
イ 「ん………あれ?っ薔薇がない!!」
イ 「いっぱい青い人形がいる。あ、無個性。」
イ 「じゃ、なくて。薔薇探さないと。」
イ 「あった!!よかった~。」
イ 「あと、まゆ先輩もいないし。って、いた!」
黛 「んんっ。え、っと。そっか。落とされたんだ。」
黛 「イブラヒム大丈夫?頭とか打ってない?」
イ 「平気。」
黛 「ここって、おもちゃ箱の中だよね。つまり、鍵があるはず。」
イ 「そうだね。あ、あった気がする。」
黛 「え、どこ!?」
イ 「たしかこっちに…。あった。」
黛 「よく覚えてたよね。」
イ 「けど、どうやってここから出るんだろう。」
ゴーン
黛 「何?この嫌な感じ。」
イ 「あ、人形が動き出してる!」
黛 「とりあえず、向こうの階段に向かって走るよ!!!」
ダッ
イ 「ハァ…ハァ…と、とりあえず逃げ切れた。」
黛 「ここって、おもちゃ箱の部屋だよね。なんか、雰囲気ちがくない?」
イ 「向こうに階段がある?」
黛 「行ってみるか。けど、薔薇が邪魔だね。」
イ 「燃やす?」
黛 「そうだね。」
カチッ ぼぅ
黛 「先に行ってみよう。」
ここまで読んでいただきありがとうございました