公開中
第一項_不思議な出会い「遊和・ショゴス視点」
ある春の日出会うことのないはずの平行線が交わった。それはそれは不思議な記憶を探しながら青春?というものを満喫する物語である。
---
僕の名前は|白雉遊和《はくちゆうわ》人間の目には男に見えるが女だ。今は記憶を取り戻すため多くの宇宙を旅している。いつも隣で話して付いてきてくれるのはショゴス髪が床につきそうなほど長くて角がある。普段人間の目には見えないらしくて僕の|強制出現《アスペクト》の詠唱で見える。ある日町中で女の子のように見える人が空から落ちてきた。いや、怪我をしないようにゆっくり硬化してきていたがそれでもおかしいだろう。何があったのか気になって「どうな事があったんだろう」とショゴスと話しているとその女の子らしき子が話しかけてきた。
「はじめまして!」
灰色のジャージを着たウルフヘアの声が高い子。一見女の子のように見えるが多分男だろう。ショゴスは女の子としてみているようだが今の状況ならば問題ない。だがその子は喋り続ける。私達のことも知らないくせに。
「かわいいって思ってくれたんだよね!ありがとっ!」
そんなことは全く考えていない。それどころかこちらのパーソナルスペースを考えないでグイグイ話しかけている。辛すぎる。勘違いが大きくて大迷惑である。ショゴスは気にしないでいるのもかえって迷惑である。全く考えていないことを伝えるのも流石に可愛そうだとは思うんだよな…
<あの子どう思う?>
さすがに心の拠り所がなく脳内でショゴスに尋ねる。
<よくわからない。ただ勘違いをして私達に話しているかもしれない。>
<盛大な勘違いすぎて逆に心配になるレベルなんだけど…とりあえず話すしかない?>
<諦めて話してちょーだい遊和ちゃん。コミュニケーションの第一歩だよ>
「はじめまして。まず君のことを可愛いとは思っていない。それでも僕達と関わりたいのなら自己紹介をしてからにしてくれ。」
<あーのーさー。そんな威圧的な話し方したらだめだよっ!可愛そうだよ困ってるじゃん!>
まぁ、困っている感情が目に見える。仕方がないだろうこういうことしかしてこなかったんだから。
「じゃぁ…はじめまして!僕はKよろしくね。」
しどろもどろで話してくれた。助かった。メンタル強すぎんかこいつ。明るすぎて僕には合わないだろう。
「はじめまして、遊和だ。こっちが相棒のショゴス」
こう話すとKは首を傾げた。それもそのはず人間の目に見えないことにしていた。今度はきちんと見えるようにしないとな。
「|強制出現《アスペクト》」
「ごめん。見えないようにしていた。これがショゴス」
よかった。これでどうにかなると思うが…さてどう出る?
「そっかぁ…よし!友だちになった記念にゲーセン行こう!」
「「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」
こうして波乱万丈の旅が始まったのだ…