公開中
異世界のんびりシェアハウス #4
くぅ…(?)
いっぱいリクエスト増えたので、これ以上増えたらちょっと…アレなのでね、
一旦貯めようと思います。スマセン
このシリーズは過去最長#20までいくかもしれないと確信していますねぇ…。ハイ…
???「♪」
???「あれ」
パサッ
???「………あ。」
???「リボン落ちた。」
???「どこ……」
???「まぁいいか」
???「って……こんな穴あったか?」
???「ここにリボンが落ちたのか……」
???「取り行くか……。落ちても後から鎌使って壁這い上がって……
なんとかすりゃあいいし。」
???「……っと」
……………?
---
〜異世界にて〜
リネ「ただいま〜!!!…です!」
ミツキ「やっと帰ってきた!あ、そうそう。マホちゃんとナノちゃんは、
さっき出掛けに行ったから。なんかナノちゃんが探索したいって言って、
まほちゃんも付いてった。」
リネ「そ、そうなんですね。」
ブルルルルル…
リネ「え!?ま、また新しい人が…!?」
ミツキ「今日は何だか多いわね。ふぁ〜ぁ。もう何だか眠たくなってきたわ。」
リネ「お姉様、食事が不足しているんじゃないんですか?食事が不足すると
能力も弱って眠くなりますし。」
ミツキ「あ“〜…分かったわ。とりあえずあそこのチョコ、食べようかしら…」
リネ(チョコ吸い上げて引き寄せようとしてる…そんなことしちゃあ…)
ミツキ「あ、チョコ溶けた」
リネ「もう…。私たち能力者にとって食事が不足するといいことはありません。
とくにお姉様の能力は怠け者になるリスクも高い能力ですからね?」
ミツキ「分かったわ…」
リネ「それでは、行ってまいります。」
ミツキ「はぁ〜い……」
---
リネside
リネ「ふぁ〜ぁ………そういえば私も昨日、夕食を抜かしてたんでした…」
ま、《《お姉さまのキャンディ食べたから事なきを得ましたけど》》…
リネ「きゃっ!?!?」
血……!?血だらけの包丁……!!!
人…?もいるけど…いや、羽が生えてる……じゃあ…
吸血鬼…?
種族植え付けってこんな早くなるもんかな……
リネ「す、すみませ〜ん……」
???「ん」
リネ「落ち着いて聞いてくださいッここは異世界でしてぇ〜」
???「は、」
リネ「あの〜お姉さんは、どういう経緯でここまで来られて…」
???「穴に……落ち…」
リネ「な…なるほど。珍しい事例ですね…」
???「あの…さ。異世界ってどういうこと?私さっきからさ、大事な作業が
終わって疲れ果ててたんだけど。《《大体私医者だし》》。」
リネ「お医者様だったんですね!?」
???「そんな驚くことでもないでしょ。医者って疲れるんだよ。
どうしてくれんの?」
リネ「あ、あのっ、それは《《お姉様のキャンディを食べれば疲労は落ち着く》》
と思いますので、ご安心を。」
???「ご安心を。じゃないんだよ、何キャンディって。キャンディ食べたら疲労
が落ち着く?5歳児?非現実的だよ。」
リネ「あ…ちょうどキャンディ手持ちにあるので、試しに食べてみます?」
???「毒が入ってるわけじゃ……ないんだ。じゃあ試しに…」
???「!?」
リネ「どうですか?」
???「す……すごい!!あんまり認めたくはないけど、すごいこれ!?」
リネ「良かったです。これは疲労回復の能力を応用して作られたものでして…」
???「…能力?」
リネ「あ、はい。当異世界では、危険なことは一切起きませんし、戦闘を
強いられることもありません。ですが、異世界というのは現実に
複数存在していまして、そのうちの異世界では危険なことが起きるのは
日常茶飯事程度で、戦闘を強いられることも分かりきった上に武器を
備えている、なんてところもあります。ですがここはそんなことは
一切ないように設計されている、いわゆる最先端な異世界なのです。
ですが全ての異世界には共通点がありましてね、それは来た人が
必ず能力や武器を植え付けられるということです。やはりどれだけ
最先端でありながらも、“敵”と呼ばれる災害や厄災のもととなる
悪魔たちは結構いたりもします。なのでそれを払うために武器などを
植え付けられます。」
???「……………………」
リネ「おっと、すみません。少し長くなってしまいましたね。納得していただいた
ようでしたら、植え付け作業を行いますので、どうか……。」
???「分かった…」
ブラディ「私は血王ブラディ!吸血鬼界の王ぞ……いや、なんでもないわ。」
リネ「ブラディ様ですね。それでは苗字の取り消しを行います。」
ブラディ「え!?ちょ、待っ…!!なんで!?苗字は貴重な……」
リネ「大変申し訳ございませんが、異世界においての義務でございます。
取り消すだけ取り消して、ブラディ様の脳内には残しておきました。
先程は、吸血鬼界の王族、と言いたかったのでしょう。王族の
あなた達にとって苗字は貴重な“王族である”ということの
証拠ということも知っていますが、義務なので、申し訳なく…」
ブラディ「…あんたも良く分かってんじゃん。名前は?」
リネ「私はリネと申します。以後お見知り置きを。」
ブラディ「ふーん…で、武器とかの植え付けもするんでしょ?」
リネ「はい。ブラディ様は既に種族がついていますよね…吸血鬼、ですよね。
既に種族がついている人間以外の方には、種族を植え付けませんから。」
ブラディ「あ、種族も植え付けるの?まぁいいか」
リネ「はい。そして武器はもうお手元にあります。」
ブラディ「あっ……何このでかい鎌。」
リネ「先ほどまで包丁を持っていましたが、それが鎌になりました。」
ブラディ「どういう技術…」
リネ「それではシェアハウスに移動しましょう。」
ブラディ「は?シェア…ハウス?どういうことよ、」
リネ「あぁ、お伝えし忘れていました。より快適に過ごすために、
私のお姉様がシェアハウスを作っています。
先入の方は今日だけで2人増えましたから…ご入居お待ちしておりますよ?」
ブラディ「へぇ…入りたいわ。家無き子じゃあ、困るし。」
リネ「良かったです!それは案内しますね。
---
リネ「こちらです。」
ブラディ「でっか…」
リネ「それでは私はここで失礼します。」
ブラディ「ちょ、え、」
リネ「部屋はちゃんとありますのでー!」
ブラディ「はぇー!?」
2630文字…長くなってしもた
ブラディちゃん結構可愛くないッ!?
ブラディちゃんの設定→ https://tanpen.net/novel/c288bd39-abef-4e60-b96b-533b6091d0ba/