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第四話 お祭り
桜「とうとう、来てしまった……。」
六月四日、六時三分。桜はお祭りが開催される公園の入り口にいた。
澪「さくら~!」
桜「澪!と、司!」
司「なんか俺、お荷物みたいな言われよう……。」
司は不満げに唇をとがらせる。
亮「お待たせ~!じゃあ、回ろうか。」
桜「広い……。」
亮「迷いそう……。」
澪「桜たちは大丈夫。バカじゃないから。」
司「明らかに喧嘩売ってるよね?」
澪「なわけないじゃん。ほら!行こう!」
司「話が逸らされた……。」
司はぶつぶつと文句を言っている。
五分後
桜「わおっ……。迷子になった。」
桜は人混みの中に一人、立ちすくんでいた。
取り敢えずあたりを見渡すと司が……。
▽
見なかったことにする
▽
気づかれた!!
司「おっ、桜!おまえも迷子?」
桜「う、うん!」
動揺を隠す。
司が鈍くてよかった。
司「これは合流できないかもな。仕方ない!二人で回ろう!」
桜「えぇぇぇぇぇぇ!?」
司「いやか?」
桜「う、ううん。」
司「そう?今度は離れないように!」
司が桜の手を強く握る。
桜の顔が茹でだこのように真っ赤になった。
ま、まずい……。ドキドキしすぎて心臓破裂しそう!
余命一年もないかも……。
司「イカ焼き食おう!あっ、でもヨーヨー釣りもいいな!」
桜「私がイカ焼き買ってくるよ。司はヨーヨー釣りやってていいよ。」
司「おっ!サンキュー!」
そうじゃないと私の心臓が破裂しちゃう!
一時間後
司「あぁ~。食べた食べた!」
桜「問題です!今スッカラカンになったものはなに?」
司「何だろう……?」
桜「正解はお小遣い!」
司「それは禁句だ!!」
桜「ふふっ……!あっ、見て!花火!」
司「おっ、本当だな!」
桜は空に散った花火と自分を重ねる。
私も一年経ったらあぁやって散るのかな……?
いや、きっと、もっと無様に散るんだろうな。
私もあんな風に美しく散りたいな……。
桜は来年は見れない花火をしっかりと目に焼き付けた。
最近、ネッ友ができて嬉しいです!でも、自分は騒がしいので嫌われてそう……。もっと波風立てず穏やかにできたらいいなと……。話が変わりますが、今これを読んでる人がいるなら奇跡ですよね。何百もある小説からこの小説を見つけるって……。それと、桜たちに行ってほしいイベントとかやってほしいことがあればファンレターで書いてほしいです!お気軽にどうぞ!