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あの日僕は二度目の恋をした
ピーナッツ
3年生の新学期が始まった。
そしてクラスのメンバーを見て友達と
「よっしゃ!!」
一緒なクラスなことに喜んだ。そして3年生の教室に向かった。
その他は特に何も気にしなかった。横にある人と同じクラスになって密かに喜んでいる人がいることを知らずに。
「3年2組の担任は・・・」
自分たちのクラスの担任が発表されようとしている
「頼む・・・」
3年2組のみんながそう祈っていた。すると
「山田先生です!!」
微妙だな。正直自分はそう思った。山田先生とは2年前教師になった若い先生で、ゲームやアニメが好きだという。ただ自分も山田先生のことをよく知らないため正直どうなのかな?という気持ちだった。
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そして特に大きい出来事もなく1学期が終わった。
1学期が終わった感想としては、山田先生結構いいなと思った。なぜなら授業はだいぶわかりやすく質問もしやすい雰囲気で、何よりゲームの話が通じるということだった。
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夏休みが終わり2学期が始まった。
教室に入りクラスのみんなは
「元気だった?」
「旅行楽しかった!!」
などみんな思い思いに話している。
するとあまり話したことのない同じくクラスの野口さんが
「splatoonしない?」
と言われた「splatoon」とはオンラインゲームで4対4で戦い、インクをステージにいろんな武器で塗り最終的にインクを塗った面積が広いほうが勝ちというルールである。
というわけで自分と野口さんと友達のかいとでsplatoonをした。
それから野口さんと学校で話したり、放課後公園で遊んだり、たまにいっしょにsplatoonをするようになった。
野口さんと遊んだりして自分は楽しいなと思えた。
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2学期が終わって冬休みに入っても野口さんのことをずっと考えていた。「自分は野口さんのことが好きなのかな?」とたまに思うようになった。野口さんに伝えるか悩んだ。でも言えないなと自分はそう思った。
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3学期が始まった。
友達のみんなと冬休みのことなどを話しているとチャイムが鳴ったので特に何も考えずに席に座った。
3学期が始まって少し経った頃クラスでは恋バナが流行っていた。いつの間にか自分は野口さんのことが好きになっていた。当然自分も好きな人を聞かれたが答えなかった。
するとある日、野口さんに
「私の好きな人を教えるからあなたの好きな人教えてよ」
と言われた。確かに野口さんの好きな人は知りたいなと思ったので正直に自分の気持ちを伝えようと思った。
「僕は・・・」
ついに自分は言えるんだなと思った。
「野口さんが好き」
ついに言えたんだな自分はそう思った。
「私はあなたのことがずっと好きだった」
「え?」
まさか自分のことが好きだったとは思わなかった。
素直に嬉しいなと思った。
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そして3学期の最終日になった。
そこで自分は山田先生が違う学校にいくことを知った。
それを知ったみんなは泣いていた。そして僕も泣いていた。
「みんな今までありがとう」
そう言って山田先生はこの学校をやめていった。
そして楽しかった3年生の1年間が終わった。
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春休み自分はずっと考えていた野口さんと一緒なクラスになれるのかな、山田先生は元気かな、などずっと考えていた。
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4年生が始まった。
クラスのメンバーをのぞいてみるとそこに野口さんの名前はなかった。
それから野口さんと喋ることはなくなった。
友達とは一緒になれて遊んだりするのは楽しかった。だけど野口さんのことを思い出すたびに悲しくなった。だからもう思い出さないようにした。けれど忘れられなかった。
そしてあっという間に4年生が終わった。
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5年生が始まった。
クラスのメンバーを除いた。
するとそこに野口さんの名前はあった。
「3年生の頃みたいな関係に戻れないかな。」
などと考えながら席に座った。
それから野口さんとたまに喋るぐらいの関係になった。
そしてある日隣の席の川口さんにこう聞かれた。
「好きな人誰?」
自分は答えるか悩んだ。
だけど特に何も気にすることはないなと思ったので正直に
「僕は野口さんが好き」
「じゃあ野口さんに伝えとこうか?」
どうしようかな。まあいいか。
「ありがとう」
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翌日
「伝えといたよ」
「ちなみにだけど野口さんもあなたのことが好きって言ってたよ。」
「え?」
3年生の頃と同じだな。と思った。
「ありがとう」
川口さんにお礼を言って今日は帰ろうとしたときふと野口さんの方を見たら目があった。すると野口さんは優しく笑いかけてきた。
追記:最後まで読んでくださってありがとうございました。5年生が書いたので読みにくいところもあったと思いますが最後まで読んでくださって本当にありがとうございました!よかったらファンレター送ってくれると嬉しいです。ではさようなら!