心情変化読取機

言葉から人の心情を読み取るって難しいよね。 自分の気持ちがうまく伝わらなかったり、人の気持ちをうまく読み取れなかったり。 ちゃんと自分の気持ちを伝えられたら、ちゃんと人の気持ちが伝わったら、 きっと、気持ちのすれ違いが無くなるんだろうね。 楽なんだろうな。 君もそう思わない？ 一緒に心情変化読取機になろうよ。 今回は心情変化読取機になる為のお勉強。 一緒に頑張ろうね。 --- 課題① 「なんか、ごめん。」 友達が言った。 この言葉に、僕はいつも引っかかる。 『なんか』って何だろう？ 謝ってるのに、謝っている理由が分かってないんじゃないかな？ すぐに、そう、考えちゃう。 僕の心が狭いだけなのかな？ でも、謝る理由が分からない相手を許すなんて、気持ち悪くてしょうがない。 謝ってるなら許してあげなよ、って思ってるかもしれない君。 よく考えて。 もし、この『なんか』に意味が無かったとする。 それでも君は友達を許せるか？ 余程の理由が無い限り、許せないのではないかな？ 大切な友達だから、とか、何時まで経っても此奴は反省しないから意味がない、とか以外は。 じゃあ、さ、意味が有るのか、無いのか、見分ける為にはどうしたら良いかな？ 先ず、意味が有る場合を考えよう。 君の御友達が本気で謝っている時、を思い出して。 良いかい？ 思い出した？ 僕の友達の場合を書いておくね。 是非、参考にしてみて。 ・声が低い ・顔が強張っている ・敬語、丁寧 ・目に謝られる側、つまり僕達の顔が映っている 君達の御友達はどうかな？ 僕の友達と一緒かな？ 次は、意味が無い場合を考えよう。 先程と同じように、君の御友達が本気で謝っていないであろう時、を思い出して。 思い出したかな？ また、僕の友達の場合を書いておくね。 これも、是非、参考にしてみて。 ・声が高い ・顔の筋肉が緩い ・語尾が伸びている ・目が泳いでいる、濁っている、謝られる側である。僕たちの顔が映っていない 君達の御友達はどう？ 僕の友達と似てる？ --- さぁ、これで、謝られた時の相手の気持ちがわかるんじゃないかな？ そして、『なんか』は謝るときの適切な言葉じゃないね。 ちゃんと、自分の気持ちを素直に、伝えることが1番いいと僕は思うよ。 次の読取勉強の単元は「友達が哀しんでいる時」だよ。 是非是非見てね。 僕と一緒に、心情変化読取機になろう。 じゃあね！