公開中
6年3組は全員スパイ?!4ゆれんの過去編1
新キャラ登場っす。
こんにちは。私、ゆれん。
今ははるひとスパイのミッションをしている。
今日のミッションは違法薬物を売ってその金で儲けてるただの表に出ることができないヒキニートを殺すことだよね?
なんで私がこんなに怒り狂ってるかというと、殺されたの。
私の家族はその大麻を売るヒキニートに。
本当に許さない。そいつの体の皮全部剥いでやろうかと思ったよ。
私が7歳の時だったかな。
うちは兄 私 妹 母 父の家族だったから大変だったよ。
兄と私が10歳差の17歳(当時)。私と妹が5歳下の2歳。(当時)
母は37歳。父は40歳。
家族で晩御飯を食べていた時だった。チリーンチリーン
「ゆれん、あなた目覚まし時計止めてないでしょ。」
母に言われて気づいた。
「そうだった。止めてくる。」
そう言って2階にある自室に向かった。
その時。
ガチャリ
「「「「!!!!!!」」」」
全員帰ってきたのに扉が開くのはおかしい。私は怖くなって
自室で息を潜めていた。その瞬間。
パァン!!
「「「キャー!!」」」
下から悲鳴が聞こえた。私は怖くて身動きが取れなかった。
1階のリビングでは母が
「やめて。娘と息子だけは…」
と言っている。と同時にパァンパァンパァン!!!
3発の銃声がした。
声が聞こえなくなった。
プルルプルルプルル
電話の着信音が聞こえた。
犯人らしき人物が会話をしている。
「…あぁ。父は殺した。」
「…!!」
私はショックで立っている足が折れそうになった。
「それと、ガキ2人。女1人だ。…は?!女とガキは殺さなくていいだって?!なんだと?!
そんなん聞いてねえぞ!とりあえず口座に金振り込んどけ!俺は逃げる!」
ガチャ バタン
一瞬の出来事だったが私は1時間のように感じた。
兄と妹と父そして母は血を流して死んでいた。
見るも無残な姿で。
「…うう…グスッ」
母の手を触ったが温もりは感じなかった。
私の家族はー死んだ。
それから母の母(おばあちゃん)の家に引き取られた。
おばあちゃんは私のことをよく思っていないらしく、とても生活しずらかった。
あれから4年が経った。
今の6年3組の先生が私が5年生の時にやってきた。
帰りたくなくて、ランドセルを背負ったまま公園のブランコに腰掛けてぽけーっとしていると
「おい。おい。」
突然声がした。ムキムキの先生が立っていた。
「どうした。早く帰れ。」
喉が張り付いたように痛くなった。そこからぽろぽろ涙が溢れてきた。
「え?!どうした?!えっと、落ち着け。」
と、先生が全力でなぐさめてくれた。
「なにか、あったのか。話してみろ。」
「実は…」
私は全てのことを話した。
家族全員が殺されたこと。
おばあちゃん達との生活がとても辛いこと。
すべて話した。
「…お前は何をしたいんだ?」
私は悩んだ。こんなこと言っていいのだろうか?私が今したいことは本当にそれなのか。私はー
「…犯人に復讐したい。」
先生はうなずいた。
「よし。明日から校長に掛け合ってみる。許可が下りたら、学校に住め。」
「いいの…?」
「許可を得たらな。」
「…あとはその「復讐」の件についても…な。」
先生は何かを言っていたが声が小さすぎて聞こえなかった。
そこから連絡先を交換し、返事を待った。
ー数日後ー
ピコンッ
メッセージの着信音が鳴った。
メッセージ内容は
「校長から許可は得た。この学校は教育委員会が夜見回りに来る。それに見つからなければ住んでいいと許可を貰った。」
私は歓喜した。
急いで返信し、準備をし、メッセージを貰って2日後には家を出た。
学校に到着する。
時刻は真夜中の12時だ。
「よく来たな。」
先生が仁王立ちしていた。
「よろしくお願いします。」
「はい。ではみんなー新しい友達が来たよー!」
え?
「「「「「「こんばんわ!!」」」」」」
ん?
「え?先生…」
「あ、言ってなかったか。この学校は無断で身寄りのない子供を引き取っているんだ。」
「無断なんすね…」
「まあ、寂しくはないだろう。じゃあ、こっちに来い。」
「あ、はい。」
言われるがままについていくと、音楽室に案内された。ドアを開けると10人ほどの女子たちがいた。
「おーいこいつが例の新入りだ。仲良くしろよー」
「「「「「「「「「よろしく!!」」」」」」」」」
「ア、ヨロシクオネガイシマス。。」
「じゃあ、あとはよろしくなー」
先生は行ってしまった。
とりあえず中に入って荷物を置くと、
「あ、そこは私のスペースだから。あなたはこっち。」
「あ。ありがとうございます。」
「布団用意するから待っててね!」
・・・なかなか親切だな。
・・・この人以外寝てるのか。じゃあ私が来たこと知らないのか。
「はい、布団。」
「あ、ありがとう。ございます。」
「私、三上悠。(みかみはるか)あなたは?」
「東雲柚蓮…」
「ゆれんか。私小6だけど、呼び捨てしてね。」
「あ、うん。はるかはいつからここにいるんですか?」
「いや。敬語禁止。ってか12時過ぎてんだよ?早く寝よー」
「あ、うん。」
上手くやっていけるかな…
二個出すつもりですー!
今回も見てくれてありがとう!次回も見てね!