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①危険小学生、タッグを組め?!
久々の浮上!!!お久しぶりです!!!
「ねえハノ、“マラソン”のタイムは?」
朝。新学年3日目、学校に行く途中隣にいた少女に問われ、私ははぁ…とため息をついた。
「あー……タイム0.3秒遅くなってる…もう一回自主練するか」
そう言って私は駆け出す。これで……早くなるのかな………。
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これは、1ヶ月前。
『速報です。
県立美術館で開催されていた展示会“キラキラ輝く宝石展”で宝石やイギリスの女王の王冠を総額200億円相当を盗まれたということです。
会場の防犯カメラに犯人の姿は映っていませんでした。
警察は、怪盗かるめの連続窃盗事件に関連があるか調べています』
私はパチンとテレビを消して、イギリスの女王の王冠を金庫にしまう。
「うふふ…これがあの女王が被ってたんだなぁ……ロマン感じるしデザインいいし最高!!!!!」
私は金庫の鍵をかけたあと、それを棚にしまってドアを閉め、また鍵をかけた。
ふふ。頑張って盗んだ甲斐あったな〜!!!
私は、いま世間を騒がせる怪盗かるめの一員。盗むものだけ盗み、人や他のものは傷つけたりしない。
その犯行方法もロマンあるーとなぜかSNSで人気だ。ついでに、身元まではバレていない。
父はリーダーであり実行役、母は諜報員、私・ハノは実行役。
全国に協力者がいて、情報をたくさんもらっている。
おまけに怪盗かるめ含め協力者も全員変装の名人だ。
そんな私が、怪盗かるめを、やめるなんて…………
**ないもんね★**…って思っていた矢先のことだった。あれは。
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私は一流怪盗を育てる学園、颯山学園に通っている。
私はそこではもちろん成績トップ。授業内容は怪盗に特化したものしかない。
1時間目、基礎の基礎であるグラウンド30周や跳び箱、鉄棒に筋トレを行う。
まさに初心忘るべからず(だっけ?)。
次は体育館で「美術館で宝石を10個、防犯カメラにバレないように盗む」練習。
体育館全体が美術館みたいで、ここのことを「マラソン」と呼ぶ。
そして、あとはトレーニングルームなどで自主練をして、終了。
私は6時前に自主練を切り上げ、家にダッシュで帰り、通信教育で普通の学校の勉強をする。
その間に怪盗の仕事もするから大変だ。でも、その日々は何だかんだ充実していて私は大好きだった。
しかし…………父からこんなことを言われた。それは、夕食の時に訪れた。
「ハノ。お前はもう怪盗かるめの中で1番強い。だから、お前は同級生の諜報員と組んで**新・怪盗かるめをつくる**のだ!!!!」
その言葉に驚いて、私は手に持っていたコップを落としてしまった。ズボンや靴下に、水がかかる。
「…は?」
「…は?」
**「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ?!」**
私は、驚きすぎて椅子から転げ落ちた。