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#1.
「はーっはっはっは!我が名はペガサス!!魔王を倒しにきた勇者だ!!」
「うーん…なんかちがうなぁ…」
「司、ちょっと声が大きいから静かにしてくれる?」
「…あ…ご、ごめんなさい…」
「父さん!聞いて聞いて!今日学校でね!」
「司…今少し疲れてるんだ、後にしてくれないか?」
「…うん、わかった…」
「またショーばっかりやって…ちゃんと勉強しなさい」
「で、でも…咲希に笑顔になってほしくて…!」
「いい?司はお兄ちゃんなの」
「もっとたくさん勉強をして、咲希に教えてあげるの。」
「か、母さん…ショーも楽しいよ、?」
「みんなが笑顔になれて…幸せになれるんだよ…?」
「咲希だって…元気になれるし…!」
「それを咲希にみせても、あの子が自分を責めちゃうだけでしょ?」
「だから、早く勉強してきなさい」
「…わか、った…」
「……《《ショーなんて》》…馬鹿じゃないの…」
「…ッ……」
(オレのせいで…咲希は笑顔じゃなくなるのか…?)
(オレが…ちゃんといい子のお兄ちゃんじゃないから…)
(母さんも…父さんも…悲しんじゃう…)
(でも………)
「…やっぱり…ショーがしたいなぁ……」
「……早く咲希が元気になりますように…」