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私きゅうくらりん♬
タイマーが鳴る。
「まだ4時か…。」
ゆうさんがれるちへの想いはきっときっと鏡越しで、8時すぎの嫌な匂いが頬を
通る。庭のピンクの植木鉢のグチョグチョしている心の側に。大きく育っちゃったもの。結ばれた蕾がこんなにも
「愚かしいな…。」
あぁ、想いに気づいてもらえなくって、10年間。化石になっちゃうよ。あぁ、笑顔を取り繕っていたいな。ちゃんと笑っておかなきゃ。れるちより取り柄はないもん。
ずっと心の空っぽ、埋まってないことバレちゃってたらどうしよ。れるちの右隣で
ゆうさんきゅうくらりん
例えば今日、溜まってるタスクが終わって、眠って。朝起きた時にすることなくて、起きる理由なんて1個もなくて。見つかんなくて。朝が来たら、ゆうさんどうしよ?
タイマーが鳴る時計の文字盤を見る。れるちへの想いは一歩一歩後退り。
「…、また明日!」
ってぽつり、れるちに向かい言う。なんでだろ?喜びより安堵が来ちゃった。
思い出は首を吊ったのが見える窓から西日越しに映る。窓に映る細かな日々が
まるでれるちとゆうさんのお別れを告げるようで、恐ろしいな。
あぁ、れるちがゆうさんの一面を知っちゃう。笑顔とか性格を取り繕ってたい。
ちゃんと笑えなくちゃ。れるちとゆうさんの大切な明日が壊れちゃうから。
れるちと居れる幸せな明日を願ってる。でも底が無い孤独をどうしよう。
もう、首を絞めてうめき声しか出なくって。ゆうさんの首をぎゅーって絞める。
ゆうさん、ぎゅうぐらりん。
あぁ、死ぬ前に見れる虹がかかっている空。綺麗って思えるようになりたくて。
恋と妄想に焦がれちゃって逃げれない。皆には、メンバーにはくだらないでしょ?
もう、この思い、どうしようもないの。ゆうさん、きゅうくらりん。
幸せを側に手繰り寄せちゃった末路。ピンクの植木鉢から枯れ落ちた蕾がこんな
にも汚らわしくって、いじらしい。
あぁ、れるちへの思いが呪いになっちゃう。こえくんと居るほうがいいなら、
「あきらめた」
って言わなきゃ。頭の中でれるちの声のノイズが鳴り止まないもん。心の端の
空っぽが埋まってないこと、全部ばれちゃったらどうしよ。こえ君の言う通り、
終わりなんだね。
あぁ、れるちと幸せになっちゃう。あぁ、失うのが辛くって。全部無駄になったら、
ゆうさんがれるちを愛した罰を受けるから。酷いほど、優しすぎるれるちの胸で
泣けたなら、どうしよ。最期に見れたのはそういう夢。ゆうさん首を吊って
ちゅうぶらりん。