努力

「昔から､何かに対して集中したり努力するのが苦手だった｡ それが苦手な勉学でも､大好きな娯楽でも｡ 簡単な努力も､集中も､できなかった｡ 簡単な問題でも､簡単なクエストでも｡すぐに投げ出して別の物｡ 自分でも､努力したいとは思っているはずなのに｡ しようとした途端に手が動かなくなる､立ち止まってしまう｡ 自分が止まっている時間で､周りはどんどん進んでいって｡ 私だけ置いていかれる､そしてまた億劫になるのだ｡ 周りの大人は皆､努力「できない」のではなく「していない」のだという｡ そのとおりだと思う､正論だと思う｡ わかっている､自分が努力するのを面倒くさがっていること｡ 何も続かないのはすべてが面倒くさいからってこと｡ まあ､努力は嫌いです｡」