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【新連載】悪魔の子供達は勇者になりたいらしい⁉︎❶
幼い頃のことはよく覚えていない
物心がある時から、僕はこの孤児院にいた
名は『キサラギ孤児院』
ここにいる子供たちはみんな『悪魔の子』だ
「さぁみんな起きてー!朝ごはんの時間よ」
いつもの、『ママ』の声で目が覚める
この孤児院には、僕も合わせた子供達が30人と、ママが暮らしている
あ。自己紹介遅れました
僕はナツ•ホワイティー
みんなには『ナツ』とか『なっちゃん』って呼ばれてるんだ
「ナツ〜!!今日の朝ごはんね!クロワッサンがあるんだって!」
そう駆け寄ってきたのは、ヨル•ルヨル。
綺麗な赤色の髪をしている、7歳で、僕と同い年。まぁここの孤児院の子供達はほとんどみんな同い年なんだけどね
「さぁできたわよー」
いつもの様に、僕を合わせた30人の子供達が長いテーブルに座り、温かい食事をほおばる
僕が美味しさに思わず顔をほころばせていると
「うまぁー!!」
「もー。しゅう!ゆっくり食べなよ?」
あ。あそこの2人は姉弟なんだ
姉の方はサラサ。弟の方はシュルク
ユミィはこの孤児院最年長で、10歳。シュートはユミィのことが大好きなんだよ❗️
「、、ナツ!な、何見てんだよ」
「ん?別にー」
少し恥ずかしそうにシュートが顔を背ける
実は僕とシュートも、すっごく仲良し!
僕は残っていたカボチャのスープをゆっくり飲み干すと、「おかわりー」と、ママの方へいく
「よく食べるわねー」
「へへへ!」
ママは優しくてきれーで、とっても可愛い!
僕はママのこともだーいすき!
、、、、だってね
ママは僕たちみたいな『悪魔の子』をずーっと1人で育ててきてくれてるんだから
え?悪魔の子って何かって?
悪魔の子は目に十字架があるんだよ
それで、絶対にオッドアイで生まれてくるんだ
その子供達は、それぞれ凄まじい力を持っていて、一回世界がその力で破滅しそうだったらしいんだ。
それから、悪魔の子は見つかったらすぐに、王族に死刑されるようになったんだって
でもすごいよね!
ママは僕らを王族にバレない様にここまで連れてきたんだから!やっぱりママってすごいや!
「ナツ〜‼️あーそぼ!」
「ヨル!うん。いーよ。昨日の本読も!」
僕たちは一緒に本のスペースにいく
僕らはほとんどいつも同じ本を読んでるんだ
『勇者様の伝説』
なんでも、この世界には悪いことをする、すっごーい悪い魔王がいてね。
その悪い魔王を今までは勇者様たちが封印してきたんだって。
でも封印しても『核』を壊せてないから魔王は50年ごとに生き返っちゃうんだ
その度に新しい『勇者パーティー』が組まれるんだって!
「かっこいーなー、、」
「ナツは勇者になりたいの?」
「うん!!僕勇者になってみんなを守る!!」
「えーじゃぁさ!私も隣で戦わせてよ!魔法使いとして!で、きらりーんって変身してー」
と、こう言う感じに2人でいつも妄想の世界にふけるのだ
心のどこかでわかってるのだ
僕たち悪魔の子はここから出たら死ぬ。というか、外の世界に出たことがない
だから勇者になんてなれない
(でもいいんだ。妄想で充分!ここにいるだけで充分幸せだもん)
そしておやつを食べ、お昼寝の時間
僕たち30人は布団を並べて川の字で寝ていた
そして、、、
どれくらい時間が経っただろう
僕らはいつものママの声じゃなく、ママの大きな悲鳴で目が覚めた
「きゃー!!!な、なんなんですかあなた達!」
一番に目が覚めたのは僕だった
声の先に向かうと、そこには10人ほどの兵と怯えた顔をしたママ
「王のご命令だ!!悪魔の子を匿っていた貴様と、子供達30人を王室に連れてゆき、死刑と処す!」
「そんな、、、っ!!」
(!!ママが連れて行かれちゃう!!)
「ママをいじめるなー!!」
僕はママを助けたい一心で、兵の足に噛み付く
「ぎゃっ!!!」
「ナツ!!ダメよ出てきちゃ!危ないわ」
僕は兵に引き剥がされ、投げられた
「ナツ、、!!」
「んー、、ママぁ、、?ナツ、、?」
騒ぎを聞きつけたのか、子供達がぞろぞろと起きてくる
ヨルはナツにかけより、兵に向かって
「な、なんなのあんたたち!悪い人!?」
「はっ。口のたつお嬢様だぜ。気に入った」
兵はヨルの首根っこを掴むと、ヨルの首にナイフを当てた
「ヨル、、!!」
「これで大人しくついてきてもらえるな?」
「ゔっ、、ううっ、、助けてナツ、、」
(どうしようどうしようどうしよう、、!)
「お、お願いしますっ、、!!この通り!子供達だけでも助けてあげてください!!な、なんでもしますから!」
と、ママが土下座をして頼み込む
「ま、ママ、、」
「ぷっあはは!まじかよ!!土下座で済むと思ったら、、大間違いなんだよ!」
と、兵士はヨルを持ったまま、ママを思い切り蹴り上げた
その時、僕の理性は飛んだ
今もなぜこんなことをしようと思ったのかわからない。でも無我夢中で唱えた
『ファイヤーレビューション、、!!』
その瞬間、僕の手から炎の竜が出てきて、兵士に当たった。兵士は叫び声をあげ、倒れる
(た、倒した、、?ママを守れたんだ!)
「うわぁぁぁ!!悪魔が!!暴走し始めた!!早く!!早く殺せー!」
「え」
すると他の兵士たちはパニックに陥り、周りの子供達を、、、、全員剣で貫いた
こちらまで血しぶきがくる
「きゃぁぁぁぁ!!」
「ぐぁっ、、」
「みんなっ、、、!!」
僕は体が動かなくなった
僕の家族が、どんどん、死んでいく
そんな時、ヨルの叫び声が響いた
そちらを向くと、ヨルと、、血だらけのママ
さっき僕に魔法をうたれた兵士が、残った力を振り絞り、ママを刺したのだ
僕はママにかけよる
「ママっ、!!ママー!!」
「しっかりしてっ、、ママ!」
「、、、ヨル、、ナツ、、、、、」
「、、ママっ、、?」
ママ、、、
ママ、、、?
ねぇ、、、
どうして、動かないの?
なんで、、、
それからの記憶はよく覚えていない
気づいたら、俺はサラサの声で我を取り戻した
「2人とも!!」
再起不能になっていた僕とヨルを、サラサとシュートが背負う
「今、残った兵士が応援を呼びにいってる!!この間に逃げるぞ!!」
僕は疑問を覚えた
「え、、、どうして、あんなにいた兵士たちが、、、なんでこんなに死んでるの?」
あんなにいた兵士たちがいつのまにか、、、
一体誰が、、?
すると僕の言葉を聞いたシュートは目を見開く
「!!お前、、、なんも覚えてないのか?兵士たちは全員お前が、、、」
と、シュートが何か言いかけたところを、サラサが抑えた
そしてシュートとサラサに背負われ、僕たち4人は孤児院から逃げた
後の子供達は、、、、聞かなくてもわかる
もう、、、いないのだ
僕たちはどこにいけばいいかわからず、とりあえず歩き続けた。そして倉庫のようなところに入る
そこにあった食べ物や飲み物を片っ端から漁る
僕はちらりとヨルをみた
ヨルはあの衝撃とストレスで髪が真っ白になっていた。そしていつものような笑顔はない
シュートはこぼれる涙を拭いながらパンを食べていた
しばらくすると、シュートとヨルは寝てしまう
そして僕とサラサは起きていた
沈黙が続いてどのくらい経ったか
ふとサラサが口を開く
「、、、、ナツ。」
「、、、何?」
「これ。作ってみたの。アイガラスっていうんだけど。これを目に入れると、目の色とか柄を隠せるらしいの」
と、サラサは平べったい、眼球の大きさくらいの、色あざやかな物を並べて見せる
「、、、すごいね、、」
「これをしてれば、私たちはしばらくは安心だと思うの。でも、、いつかはバレる。その時のために私たちはどうするべきだと思う?」
「、、、」
「勇者になるのよ」
僕は目を見開いた
「『悪魔の子』が人間の味方ってことを証明するのよ。そしたらもう安心だわ。、、守るのよ。私たちみんなでこれから生まれる悪魔の子達を」
「、、、そんなのどうでもいいよ」
「、、、ナツ!苦しいのは、あなただけじゃないのよ、、、?」
そう言われた時、僕は気づいた
ヨルが泣いたところも、シュートが泣いたところも僕は何度も見たけど
サラサが泣いたのは一度も見たことがない
最年長だからど、ずっとずっと我慢し続けてくれたんだ
でも僕にはわかる
「、、、うん。わかった。勇者になろう。だからもう、、、我慢しないで」
そう、僕はサラサを抱きしめた
サラサが泣いてたからわからない
でも震えていたのは覚えている
ただ僕が勇者を引き受けた理由は別にあった
魔王を倒せば、三つ願い事を叶えてくれると、本で読んだことがある
だから、魔王を倒したら、みんなを生き返らせてもらう。そして、、、
(ママを、、みんなを、、殺すことを命じた王に天罰を、、、!!)
こうして僕の『復讐劇』が幕を開けたのだ
《そして10年後》
「勇者パーティーオーディションの受付はこちらで行っていまーす!」
そんな声が響く中、僕たちは走っていた
「やっべぇ!寝坊したー!ごめんみんなー!」
「シュートの寝坊癖には慣れたよー、、」
「いいからシュート、サラサ!早く。ヨルも」
「、、、、わかってる」
俺たちは15歳になった
勇者パーティーオーディションを受けれる年齢
(、、本当に長かった)
まぁ、、さっそく遅れそうでピンチだが、、、
あれから何年も俺たちは訓練を続けてきた
俺たちは強くなった
でも、強いだけじゃダメだ
誰よりも、何よりも。全てを欺く力を手に入れないといけない
(待ってろよ、、、魔王、、王、、!!)
こうして悪魔の子達の物語が始まった
無謀な夢物語_______
彼らに待ち受けるのは、、ハッピーエンド?
それとも_______??
こんおと!初めまして。雪丸おとだ!
みてくれてありがとう‼️😭😭😭
結構大変だったけど楽しかった!
2話目は《ファンレター5枚》で公開‼️
ぜひぜひ感想よろしくな!