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    降り続く雨は誰のもの。
    
    
        風邪で頭が重いです。でも書きます。やることがないので。
 っとその前に…今回も相変わらず性描写、胸糞悪い描写、なんかやべーあれがあります。具体的に言えばOD嘔吐発狂?錯乱?あと泣いてるまだちゃです。最後のは栄養素ですかね。
 今回は最初からキラーサイドです。
 すっごい寄り道してる……何言ってんだって感じ。
 やっとODまで来れました……ちなみにこれ書くためだけにODについて軽く調べましたよ。ふわふわするらしいです。
 泣いてるまだちゃを書くのを忘れていましたので、書きます。
    
    
     ボスは、口を開いて言った。マーダーがやっていることは、『双方合意の上での性行為』だと。平たく言えば…まぁ、情事とか、色事とか、うん、まぁ…ネ。
「えっ、あっ!?」
 流石に意味がわかったのか、クロスは顔を真っ赤にして慌てる。
「…んー?どう言う意味だ?」
 しかし、ホラーはまだわからないのか首を傾げた。
「わからないのか。仕方ない。エラー、ホラーに教えてやってくれ」
 そう言って、ボスはにたりと意地の悪い笑みを浮かべた。このタコ…エラーが困ると知っていてネガティブ摂取するつもりだろ…
「ハァッ!?なンでオレがそんナこと…!」
 ボスにそう揶揄われて、まぁ大方予想通りに顔を真っ赤にするエラー。焦ってるのか、普段よりグリッチが多くなっている。
「エラー…教えてくれるか?」
「ウッ…」
 純粋なホラーの眼差しに、エラーはさらに汗を流す。この子の期待を裏切ってはいけない…しかし…と揺れ動くエラーの姿がもはや笑えてくる。
「教えて、くれないのか…?」
 首を少し傾げて、上目遣いをしてくるホラー。身長はエラーの方が低いはずなのに、ちっちゃい子に迫られてるだけのように見える。不思議だ。
「ウゥ…恨むゼナイトメア…」
 あ、ホラーのきらきらオーラにエラーが折れたか。
「どうやって、そのぉ……えっ、えと、説明するんでしょうね」
 色々と口ごもりながら、クロスは心配そうにエラーを見つめる。
「見ものだな」
 ボスはそう言って、嘲笑うかのように瞳を細めた。やはり性格が悪い。
「そ、ノ…あー…まァ」
 視線を泳がせながら、エラーはほとんど意味をなしていない言葉を並べる。
「え、え、__エっち__、…なコと……?」
 腕で顔を隠すような仕草をしたエラーが告げた言葉は、まぁなんとも純粋なもの。それでいいのかAUの破壊者。
「ブハッッッ!!」
 破壊者の名と言葉のギャップに腹筋が耐えきれなかったのか、ボスは吹き出した。
「フッ…ッッ、ハハハハッッ!!破壊者なのにッッ!フッ、声ちっさ!!!」
 腹を抱えて笑い転げるボスを、羞恥心からか、真っ赤な顔をしているエラーが睨みつける。
「うっセェ!!バカなこト押し付ケやがっテ!ぶ*r4tやル!!!!!」
 感情が昂ったエラーは、大量のグリッチを身に纏いながらノイズまみれの言葉を吐き出す。そして、ボス目掛けて自身の青い糸を伸ばした。
「ッハ!無様だなエラー!」
 それを笑いながら避けるボス。もう、カオスである。マーダーの話どこいった???
 収集がつかなくなりそうな(というかもうついてない)ところを、僕とクロスが止めに入ろうとする。すると、近くから呻き声のような、押し殺したような声が聞こえてきた。
「うぅぅぅ……」
 見るとそこには、顔を真っ赤にさせながら俯くホラーが。どこまで純粋なんだよコイツ!!もう闇AU抜けろよ!!!
「はい、みなさん落ち着きましたか?」
 もう、ね。あの話は一旦やめましょう、と僕がみんなに訴えると、疲弊し切ったエラーとクロスはこくこくと頷き、顔を真っ赤にしていたホラーもうんと答えた。
「なんだ、もう終わりか?」
 つまらん、とボスは不服そうな表情になる。
「黙ってボス!!」
 話が進まない!!
「で…マーダー先輩が__えっち__なことをしてるのを、なんでキラーさんは俺達に話したんです?」
 声ちっさ。じゃなくて……
「だってさ、なんでしてんのかわかんないじゃん!!意味わかんない!アイツがLoveを欲しがるなんて思えないし!!!」
 そう、僕がマーダーのことをみんなに相談した理由、それは___
 あのマーダーが、Loveの代わりにLOVEを得たやつが、今更|愛《ラブ》なんてものを欲しがるだなんて、同じ殺人鬼の僕には思えないからだ。
「それは…まぁ…」
「おかしいですね」
「オかシいな」
「おかしい…んだろうな」
「滑稽だな」
 はーいまた一名おかしな骨がいまーす。もういいかな。スルーで。
 ということで約一名(十中八九タコ)の発言はスルーして、僕は再度叫ぶ。
「おかしいでしょ!?アイツ、何気にこの中で一番罪の重さに耐えてるやつなはずなのに……」
「挙げ句の果てには殺した弟の幻覚まで見てるようなやつだもんな」
 相変わらず厭らしい笑みを浮かべているボス。
「まァ……そウだナ」
「でも……そしたら、」
 クロスが口を開く。
「マーダー先輩はLoveのためにしてるわけじゃないんじゃないですか?」
「うん…そうだろうね〜」
 クロスの言う通り、あの幻覚野郎はきっとLoveを得るためにやっているんじゃない。もっと、別の何かがあるはずだ。
 ……まぁ、それがわからないから困ってるんだけど。
「というか……なんでキラーはマーダーのこと心配してるんだ?」
「え“」
 ホラーに聞かれて、僕は思わずギョッとする。
「え、いや…その…」
「確カにナ。オ前、アイツのコとキライダったンじゃナいのカ?」
 どうなんだ、と他のヤツらにも詰められる。僕の頭の中には、うまいこと理由が思いつかなくて絶賛混乱中だ。
「え、う…な、んでだろ……?」
 アイツのこと、大嫌いなはずなのに。なんで、こんなこと____
「まっ、そんっ、どうでもいいでしょ!?!?」
 どうでもいいことにした。うん、あれだよだれ!なんか、同僚がいなくなったらそう、あれだよ!!
 言語化していない理由を頭の中で並べて、とりあえずそれでいいことにする。考えていたって仕方ない。大事なのは、マーダーがなぜそんなことをしているかだ。|体《春》を売るなんて、よっぽどの理由がなくちゃ……
「はっ…まさか今の生活が嫌だった…??」
 閃いた。これだ。
 僕のひらめきに、エラー、クロス、ホラーも賛同する。
「マ、まサか…貧シい思いをサセてイたのカ…?」
「ご飯が美味しくなかったんですかね…」
「俺が…いっぱい食いすぎるから…」
「いや馬鹿かよお前ら」
 それにボスがツッコんだ。
「不自由ない暮らしをさせてるはずだぞ」
 家も建てたし、飯だってある。何が足りないんだ、とボスは苦言を呈した。
「そう…だよねぇ」
 そう……なら、お金でもない。愛でもない。なら、なぜ…?
--- *   *   * ---
「……ひっどいくま、」
 鏡の自分に対して、オレはそう罵倒する。そこにいるのは、死んだ魚のような瞳をして、酷い隈を目元につけたスケルトン。正義を失った瞳は、何を目指しているのだろうか。
「………昨日も眠れなかったな」
 ヤった日から4日。そろそろ身体が限界を迎えてくる頃だ。だが、最近任務続きだったりアイツらが妙に構ってきたりで、ヤレるような元気もない。そしてそろそろ…あれの離脱症状も出てくる頃だ。
「久々にすっか」
 オーバードーズ。またの名を、オレの安眠方法。
 オーバードーズ、ODとは、薬局などに売っている市販薬を適正以上の量飲むことで、一時的な快感を得たり、嫌なことを忘れたりすることである。オレの場合は、罪の重責から逃れたり、眠るために使っているのだが…
『また、逃げるの…?』
 あぁ、パピルス、ごめんよ。でもな、にいちゃんそろそろ眠らないと死んじまうんだ。
『ボク達を殺して置いて、自分だけゆっくり眠るの?』
 ごめん。ごめん。ごめんよ。でも、先にオレが死んじまったらEXPを集めることができないだろう?
『……はぁ、』
 ひどい頭痛と、パピルスの叱責。はやく、らくになりたい。
 ドラッグストアで買ってきた睡眠薬を、ざらざらと適当な量手のひらへ出す。ざっと、20個。
「これだけのめば…ねれるかな」
 明らかに適切な量を超えたそれを、オレは用意していた水と一緒に飲み込む。
「…あ、hehe……」
 頭がふわっとして、たのしい、きもちいい、こわくない、それしか考えられなくなる。
「hehe…っ、は、haha……!」
 これなら、よく眠れるかもしれない。半ば倒れ込むように、オレはベットに寝転んだ。
「……はっ、へ、…haha…」
 ふわふわとした意識はすでに朦朧としていて、すぐにでも沈んでしまいそうだ。
 それでいいかもな、と考えながら、オレは意識を手放した。
「アイツ…どこ行ったんだ?」
 アイツ、とはマーダーのことだ。俺ことナイトメアは、朝飯の時間になっても起きてこないマーダーを呼びに、アイツの部屋に来ていた。
「全く…なぜボスである俺が……」
 愚痴りながらも、マーダーの部屋をノックする。
*knock,knock
「……返事はない、か」
 まだ寝ているのだろう。仕方ない、叩き起こそう。そう考え付き、俺は部屋の扉を開けた。
「おいマーダー、はいる…ぞ……?」
 割と大きめな声を上げたが、返事はない。そして部屋は真っ暗だ。やはりまだ寝ていたのかと、俺はベットの方に近づく。そこには、真っ白な塊がいた。
「おい、マーダー。起きろ。朝飯だ」
 布団の塊に向かって手を伸ばし、少し強めに揺さぶる。すると、くぐもった、嗚咽のような声が聞こえてきた。
「…マーダー?」
 不審に思い、布団をはぐ。
「…!!」
 そこには、手で口元を押さえながら、視点の定まらない目に涙を大量に溜めながら、空中を見つめているマーダーがいた。
「ッ、幻覚か…!?」
 しかし、ネガティブは感じない。ふと辺りを見回すと、ベットサイドに小瓶が置かれているのに気がついた。
「…睡眠薬ッ!!」
 コイツ、オーバドーズか!
 ほぼ空になっている睡眠薬の瓶は、一週間ほど前に俺がマーダーに渡したものだ。こんなにはやくなくなるはずがない。やはり、乱用しやがったか。
「ッ、おい馬鹿!息してるのかよッッ」
 応急処置をしなくてはと、俺はマーダーの口の中に指を突っ込んで、嘔吐を促す。大粒の涙を流しながら、相変わらず焦点の定まらない虚な瞳は、どこを見つめているのだろうか。
「ッ……ふ…うぇ…げほっ!?、う“ぐっ…お“ぇっ…」
 ぼたぼたと、吐瀉物(というよりは魔力の塊)がマーダーの口からこぼれ落ちる。この際、部屋が汚れるだとかは考えていられない。とりあえず、マーダーを正気に戻すため、力一杯叫ぶ。
「おい馬鹿!!何やってんだよ馬鹿!!くそ、」
 変に吊り上がった口角はそのまま。しかし、瞳は少しこちら側に戻ってきた。
「あ“……ぅ…ぼ、す…?」
 ふわふわとした声で、マーダーは俺の名前を呼ぶ。
「あぁそうだボスだっ、」
 とりあえず、アイツらを呼ぶべきだろうと、俺は大声をあげる。
「おいッ、お前らッッ、下にいるだろ!?さっさと二階に上がってこいッッッ!!!」
 数秒後、ガタガタと物音が聞こえてきた。
--- **降り続く雨は誰のもの。** ---
    
        ハァイ!前回からそこまで時間がかかってないんですよ!!すごくないですか!!
 今日はやっと起承転結の起承転まで行ったかな…?もう少しかな?次回で終わらせる予定です!!まぁエピローグは書くのですが……
 まじでまだちゃ可愛くないですか??あといつか腐男子まだちゃと春売りまだちゃのクロスオーバーを描きたい()
 多分すっごいおもしろいことになる(確信)にへへ。
 腐男子の方どうしようかな〜〜春売り終わってからにしようかしらん。
 今の所メア様がただただかっこいいだけですね。というかあの場面書くためだけに僕はODの対処法とか調べましたからね。えへへ。大変だった。
 間違えてたらこっそり教えてください。何食わぬ顔で修正しておきますので。
 誤字・脱字が多いと思いますので、それもコソーリ教えてくださいな。
 ではでは、長くなりましたね。また次回ッ!