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誰を信じたい?
ないこ「俺は、#名前#を信じたい。ごめん。」
Coe.「それでもいいと思うよ。だって、#あだ名#はメンバーでしょ?ならメンバーを大切にしてあげないと。」
Coe.「ないこくんは僕と違って頼れるリーダーだからね」ボソッ
ないこ「なんか言った?」
Coe.「ううん、なんでも無い。ほら、早く皆の所戻ろ?」
ないこ「そうだね。#名前#も心配だし。」
Coe.「よし、皆のところに戻るぞ〜!!!!!!」
--- ガチャッ ---
--- パンッ ---
--- 会議室の扉を開けた時、乾いた音が会議室中に響いた。 ---
--- 暇72が#名前#の頬を叩いたんだ。 ---
#名前#「暇ちゃっ...」ポロポロ
-hotoke-「#あだ名#!?」
初兎「おいこら、何してくれとんねん。#名前#ちゃんは何もしとらんやろ!?」
暇72「こっちこそ、月は何もしてないのにいじめられてるんだぜ?当然の報いだろwww」
If「やから、さっきから言ってるやん!!#名前#はそんな事しねぇって!!それは、此処三年一緒におって知っとる。」
雨乃こさめ「いつも喧嘩してるのにですか?ww」
If「それは、そうやけど...」
りうら「かと言ってさ、#あだ名#叩いて、まろに喧嘩売るのは違うくない?」
雨乃こさめ「喧嘩売ってないですぅ〜!!事実言ったですぅ〜!!」
ないこ「一旦、今日は解散しない?このまま言い争ってても埒が明かないし。」
Coe.「そうだね。一回みんな頭冷やしたほうがいいと思うし。」
月ニヤッ
--- その時の月さんの顔が笑ってるように見えたのは俺だけだったのか。 ---
--- それても実際に笑っていたのか。 ---
--- 気の所為なのかは俺にも、誰にもわからない。 ---
--- その後俺の家に一旦いれいすメンバーで集まった。 ---
--- このまま家に帰っても、頭に血が昇ったままだろうし、 ---
--- #名前#に関しては手当したほうがいいだろうし。 ---
初兎「ないちゃーん!!保冷剤ってどこ〜?」
ないこ「冷凍庫の奥の方に入ってると思う!!!!」
-hotoke-「あっ、あった!!#あだ名#、ちょっと痛いかもだけど我慢してね」
#名前#「うん、ありがとう。」
ないこ「月さんの件なんだけど。」
#名前#「違うッ!!私やってないッ!!」
ないこ「それは知ってる。言われなくても#名前#がそんな事しないことぐらい長く一緒に居たからわかるよ。」
悠佑「でも、VOISING内で虐めがあんのは事実や。」
りうら「アニキ?」
初兎「悠くんは、#名前#ちゃんが月さん虐めとるって言いたいんか?」
悠佑「そういう訳や((((」
初兎「#名前#ちゃんがそんな事するわけ無いやん!!!!」
悠佑「それは俺も十分わかってる!!」
初兎「じゃぁ、さっきの発言は何や?どー受け取っても今の状況#名前#ちゃんが虐めてるっていうようにしか聞こえへんやん!!」
If「初兎、一旦落ち着け。アニキの言うよう虐めがあるんは事実やから」
初兎「まろちゃんまで月さん側につくんか!?」
--- ガシャン ---
#名前#ビクッ
悠佑「#名前#?」
紡希「カヒュッヒュ‐ヒュッ‐」
りうら「#あだ名#!?」
If「大丈夫やから。大丈夫。」
#名前#「ごめっ、ヒュッ‐カヒュッゲホッゲホッなさいヒュッ‐」
悠佑「誰も怒ってへんから。な?俺に呼吸合わせて。スーハースーハー」
#名前#「カヒュッヒュッ‐スーカヒュッ、ゲホッハーヒュ‐スーハー」
If「落ち着いたか?」
#名前#「うん、二人共ごめん。」
悠佑「ごめんなぁ。俺が大きい声出してしまったばっかりに」
#名前#「悠くんは何も悪くないよ。」
If「謝るなって前から言ってるやん。#名前#はすぐ謝るんやから」
-hotoke-「もしかしてさ、虐められてるのって#あだ名#なの...?」
#名前#コクン
りうら「なんで、いつから!?」
#名前#「会社設立してから三ヶ月経った時ぐらいから。」
初兎「なんで言ってくれんかったん!?僕たち仲間やん!!」
#名前#「そ、れはッ...」ポロポロ
If「#名前#、隣の部屋行ってろ。」
#名前#「でも」ポロポロ
悠佑「思い出すのもしんどいやろ?しんどいなら無理せんでええねん。」
#名前#「うん。」ポロポロ
--- ガチャッ ---
ないこ「さっきの会話から推測すると、二人は知ってたってことだよね?#名前#がいじめられてる事」
If「そや。」
-hotoke-「じゃなんで教えてくれなかったの!?」
If「お前らに迷惑かけたくないんだとさ。」
ないこ「迷惑?」
悠佑「ないこは、社長とリーダーの両立、りうらは大学と歌い手の両立、ほとけと初兎も自分ができない分代わりに色々頑張ってくれてるやから、虐めの事相談して迷惑かけたくないって言っとった」
初兎「迷惑なんかやないのに...」
If「多分大分しんどかったんやろうな。俺らと会った瞬間泣き出したし。」
りうら「それ、ホント?」
悠佑「ほんまや。会社に残っとってまろとおかしいなって思って話しかけたら突然泣き出して訳を聞いたら虐められとるって教えてくれてん。」
初兎「虐めってもしかして...」
If「そのもしかしてや。虐めとるのは今日被害者面しとった月さんや。」
悠佑「俺らが虐められとるって知ってからなるべく距離離したり、会話する時間無くしたりしてたんやけど何でこんな事に…」
りうら「それが逆効果だったんじゃない?つむと離されて虐めれなくなったからVOISINGメンバーが大好きな#あだ名#が一番傷付く方法をとったってとこじゃない?」
初兎「#名前#ちゃんが何したっていうねんッ‼」
-hotoke-「じゃ、なんであの時#あだ名#のほうがいじめられてるって言わなかったの!?そしたら少しでも状況が変わったかもしれないのに」
If「証拠もなにもないまま言っても#名前#の自作自演でもっと他メンからたたかれるだけや。やったら何も言わんほうがマシやろ。」
りうら「それもそうだね。」
--- ガタンッ ---
If「紡希!?まさかッ」
悠佑「りうらは救急箱、ほとけはティッシュとビニール、初兎は保冷剤、ないこは服もってきてくれッ‼」
いれいす(-まろにき)「了解‼」
If「#名前#〜?開けるで〜!?」
--- ガチャッ ---
悠佑「なんで、リスカはやめたって...」
If「これ、結構深くまでいってるで。」
--- その時りうらは部屋の入口から一歩も動くことが出来なかった ---
--- #あだ名#が虐められていた事や、リスカをしていた事 ---
--- りうらは#あだ名#の幼馴染で誰より#あだ名#の事を知ってるはずなのに ---
--- 気付くことが出来なかった。 ---
--- #あだ名#はいつも周りが見えていて、メンバーの些細な変化にも気付いて ---
--- りうらもいれいすに入る前からたくさん助けられた。 ---
--- それなのに、りうらは#あだ名#が苦しんでるの気付けなかった。 ---
--- 一番近くで#あだ名#を見ていたはずなのに ---
--- シクフォニより、すたぽらより、 ---
--- いれいすメンバーより、リスナーさんより、 ---
--- 誰より近くで、#あだ名#の事を見ていたはずなのに ---
--- #あだ名#の変化に何一つ気付けなかった ---
悠佑「ーーーら?」
悠佑「りうら‼‼」(大声)
りうら「うわっ、びっくりした。なに?」
悠佑「目が覚めるまで#名前#の手握取ってあげちゃってくれん?」
りうら「りうらが?」
If「今は貧血で気失っとるけど目覚めた時にりうらが傍に居ったら#名前#も安心やろ」
りうら「なんでりうらなの?」
初兎「りうちゃんは#名前#ちゃんの幼馴染なんやから一番#名前#ちゃんが安心できる相手やん」
りうら「でも...」
ないこ「会ってからたった二年とちょっとの俺等より、小さいときから一緒にいるりうらのほうが安心できると思うんだ。頼んでも良い?」
りうら「わかった。」
-hotoke-「じゃ、何かあったら言ってね‼僕たち貧血の薬とか買ってくるから‼」
りうら「わかった。行ってらっしゃい」
--- ガチャッ ---
--- ねぇ、#あだ名#。りうら知らなかったよ。 ---
--- #あだ名#が虐められてるのも、リスカしてた事も。 ---
--- そんなに、りうら頼りなかったかな? ---
--- #あだ名#にとって、りうらはどういう存在なのかな? ---
--- りうらは#あだ名#の事誰よりも大切に思ってるよ。 ---
--- #あだ名#が小さい頃からずっと。 ---
--- 虐めの事まろとアニキには相談してたんだね。 ---
--- その相談相手りうらじゃだめだったの? ---
--- でも、相談される前に気づけなかったりうらだね ---
--- #あだ名#にとってはりうらよりまろにきの方が頼りがいがあるの? ---
りうら「りうらは#あだ名#の幼馴染失格だ...」ボソッ
#名前#「そんなことないよ。」
りうら「#あだ名#?起きて大丈夫なの!?」
#名前#「私は大丈夫だけど、さっきの言葉どうゆうこと?」
りうら「さっきの言葉って、、、」
#名前#「"りうらは#あだ名#の幼馴染失格だ"ってやつ」
りうら「だって、そうじゃん。ちっちゃい頃から一緒に居て誰より近い所で#あだ名#を見てたはずなのに虐められてるのもリスカしていたことも気付けなかった。#あだ名#が、悩んでても苦しんでてもりうらはそれに気づけない。そんなの#あだ名#の幼馴染失格だよ」
#名前#「りうらが私の幼馴染失格か、合格かは、私が決める。それにりうらは失格じゃないよ。」
りうら「でも、」
#名前#「でもじゃない。りうらはずっと私のこと支えてくれてるよ。辛い時、しんどい時、気付いてるのか知んないけどいつも必ずりうらからの電話が来るそれで、りうらがいつもみたいにつむ‼今日ね、って話してくれる。それだけで私は支えられてるんだよ?」
りうら「...」
#名前#「だから、失格なんて自分で決めないで...私はりうらが大事なんだから」
りうら「ごめん...でも、りうらも#あだ名#の事大事だからなんかあったら相談してほしい」
#名前#「わかった。次から相談する。でも、それはりうらもだよ?すぐ一人で抱え込んで壊れそうになっちゃうんだから。」
--- ガチャッ ---
--- ガヤガヤガ ---
#名前#「なんか玄関の方が騒がしいみたいだけど...」
りうら「ないくん達が帰ってきたみたい。」
#名前#「買い物にでも行ってたの?」
りうら「貧血の薬とか、後はご飯の材料とか買いに行ってたみたい」
#名前#「りうらは行かなくてよかったの?」
りうら「りうらは#あだ名#係だから‼」
#名前#「ふふっ、なにそれww」