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イマジナリーフレンド。 パジャミィイメージ
いよわ様のパジャミィという楽曲をイメージして書いてみました。
個人的な解釈です。
紺碧の空が澄み渡る、一月初旬〜中旬頃。まだまだ肌寒い中、周りはみんな笑顔で活気づいている。
長い袖がちょっとくすぐったい、成人式。着慣れない、少し重みのある振袖と、傷一つないローファー。
徐々に人が集まり始め、友人たちとの再会や懐かしい思い出話に花が咲いている人たちの中、まだ早朝の、綺麗な雲一つない空を眺める。
そんな晴れやかな、子どもの自分とのお別れの日に、忘れ物を届けるように頭の中で声がした気がした。
「いっぱいいっぱい楽しんでね!また遊ぼうね!」
その声が何だったか、思い出すのに少し時間がかかってしまった自分に、驚いたのと同時に、悲しくなった。
幼少期からずっと大事な友達の、自分だけのイマジナリーフレンド。多分、自分以外にも心の内側に大事なイマジナリーフレンドがいる人は、少なくないと思う。
悲しいときも、嬉しいときも、何でもない日も、おもちゃでいっぱい遊んで、いっぱい話して、いっぱい笑った……と思う。そんな大事な友達の名前も、どんな見た目だったのかも、思い出すのに少し時間がかかる。
……いや、もうあまり思い出せない。さっき頭の中で声がした気がしたのに、その声もどんな声だったかすら、もう思い出せない。
大人になっていく自分と、小さなままの大事な友達は、随分と距離が空いてしまった。そりゃあ、まだまだ精神は幼いのだろうけど、やっぱり少しずつ少しずつ、大人になっていく。
……今は、あの時にたくさん遊んだおもちゃを片付け始める時期……なんだ。そういうことにする。そういうことだと、思う。
名前も、姿も、声も、思い出せなくなってしまっても、存在は忘れたくない。おもちゃを片付けても、一緒に遊んだことは消えないから。
「遥〜! 振袖似合ってる! ほら、こっち来て〜! みんな結構いるよ!」
「あの子」を忘れないままで、
「は~い!」
大人になれたら良いな、と願う。
「頑張ってね〜!」
あの子も、あの子なら、そうやって応援してくれる気がするから。