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こんな感情すてれたら
今日も自室でヘッドホンをかけて、あの子へ愛を呟く。
愛してる。愛してる。ずっと君を愛してる。
『ひまだなぁ...』
ひま?なら僕のところへきなよ。
『あ!りょーまくんから連絡だ!』
....りょーまくんってだれ?
僕の知らないところで男でも作ってたの?
『ふふふっ♪りょーまくんったら...♪』
"りょーまくん"ねぇ....?特定したろか。
そう思い、音源を切る。
僕の住むマンションの3階、85号室の楓夏ちゃん。僕だけの楓夏ちゃん。
なのに。なのに。なんで。
あっ、りょーまくん見っけ....♪
解き放ってあげよう。この僕が。
楽にしてあげよう。この僕が。
分からせてあげよう。この僕が....!!!
楓夏ちゃんには僕しか釣り合わない!!!
「足立涼馬くん。ですか?」
「えぇなんですッ..!?ガハッ...」
あはは。アハハハ。アハハハハハハ!!!
よかったねぇ?楽になれるねぇ?
「よかったねぇ!!!"りょーまくん"?」
---
なんで。楓夏ちゃん。
君には僕だけでしょ。なんで逃げるの?
僕は、僕はこんなに愛しているのに!!!
.....そうか。僕の愛がたりなかった?
そうなんだね。楓夏ちゃん。
たっぷり。君が満足するまで。愛してあげるよ、楓夏ちゃん♥️
....なんで邪魔するのさ。僕。
《お前に楓夏ちゃんは釣り合わない》
はぁ?なにいってんだよ。お前も欲しかったんだろ?
《...こんなやり方は間違ってる》
いい子ぶるなよ。
《...俺はお前の中の正義だ。》
....
《お前だって本当はわかってるんだろ》
うるさい。
《そもそも多重人格者が恋愛なんて向いてないんだよ》
楓夏ちゃん....ねぇ....僕は、どうすれば君にの隣にいられるのかなぁ....
《....さあな。》
多重人格者ってかくの大変ですね.....