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第9話!🍀 ゴールドランク
どうぞ!
私は、和華のところに帰った
そしたら__
🍀「よしのあちゃん!飛び級だ!のあちゃんは今日からゴールドランクね!手続きはもう済ませたから!」
🍪「えっ!?どうしてですか?」
🍀「いや、戦闘を見てたんだよ!でね、私が思うには、今ののあちゃんがシルバーランクは勿体無い!なので、ゴールドランクにしときました!なので、今日からゴールドランクなのっていいよ!」
🍪「えっあっはい…。」
🍀「そして、ゴールドランクになるとどうなるかわかってる?」
🍪「何か変わるの?」
🍀「そう!ゴールドランクに上がると、背中には空を飛ぶことができる羽!頭上には天使を象徴する光の輪!これが追加されるんだ!」
🍪「えっ?」
バサッ
🍪「うわっ!体が浮いた!」
🍀「それが天使の本来の力だよ!それで、自由に飛ぶ練習をしよう!」
🍪「わかりました!」
🍀「…ていうか、もう飛べてるね…。」
🍀「あ、あと、天使会序列三位になるためには、悪魔界の幹部を10体倒さないといけないよ!」
🍪「10体ですか!?幹部でそれはきつそうですね…(幹部を10体討伐…なら、いずれか夢乃も…。いや、幹部を10体倒せばいいんだから、わざわざ夢乃を倒さなくても大丈夫か!)」
🍀「あ、ちなみに、夢乃っていう悪魔は、討伐しなくて大丈夫だよ!」
🍪「本当ですか!」
🍀「うん!というかあの子は、天使界に居ないとおかしいんだけどね…。」
🍪「そうなんですか…」
🍀「そうだよ!ちなみに今日は幹部を1人討伐して欲しいんだ!」
🍪「随分と急ですね!?まあいいです!討伐してきますね!」
🍀「行ってらっしゃい!」
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ガチャ
🍪「よし、せっかくですから羽で空を飛んでみましょうか」
パタパタ🪽
🍪「飛べた!これ結構移動楽ですね!これからは歩かないで飛んで移動しましょうか…」
😈「天使はどこだ?」
🍪「!!あれはもしかして、幹部の悪魔!?」
😈「!?そういうお前はもしかしてゴールドランクの戦闘天使か!?」
🍪「そうです!私は(飛び級)ゴールドランクの天使です!」
😈「ならば戦う!」
言葉と同時に、地面が爆ぜた。
黒い霧が渦を巻き、空気が腐るような匂いに変わる。
🍪「っ……!」
目の前の悪魔は三メートル近い巨体。
肩から黒い鎖を垂らし、目は紫に発光している。
😈「我は悪魔界幹部、第七位――グラディオ。」
🍪「幹部第七位…!」
いきなり上位。
でも――逃げない。
羽を大きく広げる。
バサッ!!
一気に上昇。
😈「空か!」
鎖が伸びる。
ビュンッ!!
空中を裂く黒鎖。
🍪「速い…!」
とっさに横回転。
羽の操作はまだ慣れていない。
ガンッ!!
鎖が羽をかすめ、体勢が崩れる。
🍪「うわっ!」
落ちる。
地面が迫る。
🍪「(ダメ、ここで落ちたら終わり!)」
🍪「キャンディ・クリスタルシュガー!」
手のひらから桃色の結晶が散弾のように広がる。
🍭パリンッ!パリンッ!
空中に足場のように結晶を生成。
トンッ!
そこを踏み、再加速。
😈「ほう…空中に足場を作るか!」
🍪「ゴールドランク、甘く見ないでください!」
一気に接近。
🍪「ショコラ・キャノン!」
両手を合わせ、チョコの爆弾を発砲
🍫💥ドォン!!!
直撃。
黒煙が弾ける。
😈「ぐっ……!」
だが、倒れない。
😈「甘いな、天使!」
地面に拳を叩きつける。
ドゴォォン!!
衝撃波。
地割れ。
バランスが崩れる。
🍪「っ…!」
🍪「(強い…!幹部ってこんなに――)」
黒霧が空へと広がり、視界を奪う。
何も見えない。
😈「恐怖は闇から来る。」
背後。
🍪「キャンディ・クリスタルシュガー!」
無数の飴の糸が雨のように降る。
🍭シュルルルッ!!バシイッ
鎖と悪魔の腕を絡め取る。
😈「なにっ!?」
🍪「今です!」
羽を最大展開。
ゴールドの輪が強く輝く。
🍪「(まだ最終奥義は使わない!)」
🍪「ピーチ・ブレイク!」
新技。
ゴールドランクで解放された近接技。
拳に桃色の光を集中。
ドンッ!!!
悪魔の胸を貫く。
😈「がああああ!!」
光が内部から弾ける。
黒霧が霧散。
地面に巨大な影が崩れ落ちる。
🍪「…」
静寂。
🍪「はぁ……はぁ……」
😈「見事だ……天使……」
😈「だが……魔王様は……貴様を見ている……」
完全消滅。
キィン――
空に小さな金色の紋章が浮かぶ。
幹部討伐証。
🍪「……一体目。」
拳を握る。
🍪「(あと九体……)」
でも胸の奥が少し痛む。
夢乃の顔が浮かぶ。
🍪「(夢乃は……討伐しなくていい。)」
そう言われた。
でも、
🍪「『天使界に居ないとおかしい』ってどういう意味なんだろう?」
風が吹く。
羽が揺れる。
🍪「……帰って報告しましょう。」
羽ばたき、空へ。
その背中を、遠くの黒雲の中から
“何か”が見ていた。
`??「甘き戦士、のあ……面白い。」`
低く響く声。
魔王の気配が、わずかに動いた。
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その頃、シェアハウスでは…
🦖「のあさんは今頃、天界で何してるんだろうね…」
🍫「そうだね…」
俺らは今、シェアハウスでゆっくりしている。のあさんが好きだったお店のケーキを、仏壇?的な何かに備えている。のあさんの死はもう動画でリスナーさんにも伝えてある。リスナーさんたちはみんな、悲しんでいた。
🐏「それにしてもなんで無人運転の車が事故を起こしたんだろう?センサーに異常はないって言ってたよね…」
🍗「そうだね…」
その瞬間――
テレビのニュース速報が流れた。
👩🏻💼「本日、例の無人運転事故について新たな事実が判明しました。」
🦖「……?」
👩🏻💼「事故直前、車両のセンサーが“外部からの電波干渉”を受けていた可能性があります。」
🐏「外部から……?」
🍗「ハッキングってこと?」
👩🏻💼「しかし現在の技術では、そのような強力な干渉は確認されておらず――原因は依然不明です。」
画面が切り替わる。
静まり返る部屋。
🍫「……偶然、じゃないのかな。」
🦖「やめろよ……」
その時。
仏壇に供えたケーキの上のロウソクが――
ふっ。
勝手に揺れた。
🦖「……今、窓閉まってるよね?」
誰も答えない。
---
🍪「ただいま戻りました。」
🍀「おかえり、のあちゃん!」
金色の討伐証が和華の手に渡る。
🍀「うん、確かに幹部第七位の反応だね。すごいよ。」
🍪「……あの。」
🍀「ん?」
🍪「事故って、本当にただの事故だったんですか?」
一瞬。
空気が止まる。
🍀「どうしてそう思うの?」
🍪「わからないです。でも、あの幹部の悪魔が言ってたんです。“魔王様は見ている”って。」
🍀「……。」
🍀「のあちゃん。魔王はね、直接手を下すタイプじゃない。」
🍪「え?」
🍀「人の心の“隙間”に触れる存在だよ。」
🍀「例えば、ほんの少しの悪意。ほんの少しの嫉妬。ほんの少しの欲望。」
🍀「それを増幅させる。」
🍪「……じゃあ、あの事故は……」
🍀「まだ断定はできない。でも――」
空が一瞬、黒く染まる。
🍪「!?」
遠くの天界の端。
黒い亀裂が走る。
🍀「侵食が早い……」
🍪「侵食?」
🍀「魔王は今、天界と人間界の境界を薄くしている。」
🍪「どうして……?」
🍀「ゴールドランクが生まれたからだよ。」
🍪「え……私?」
🍀「光が強くなれば、闇も強くなる。」
その瞬間。
頭にノイズが走る。
――ブツン。
🍪「っ……!」
一瞬、見えた。
黒い玉座。
割れた翼。
そして――
泣いている少女。
🍪「夢乃……?」
映像は消える。
🍀「のあちゃん!?」
🍪「大丈夫……です……」
でも心臓が速い。
(夢乃は天使界に居ないとおかしい……)
その意味が、少しだけ分かった気がした。
---
暗い玉座の間。
??「第七位が消えたか。」
黒い霧の中、巨大な影が笑う。
??「甘き力……実に美味だ。」
影の前に、小さな悪魔がひざまずく。
「魔王様、次は――」
??「夢乃を動かす。」
静寂。
「……よろしいのですか?」
??「あの子は“鍵”だ。」
ゆっくりと、目が開く。
??「のあを壊す鍵だ。」