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恋なんてしたことありません!第一章 7~10話
恋なんてしたことありません!の第一章最終です。
第二章も投稿します。どうぞよろしくお願いいたします。
1~6話までを読んでいない方は先に読まれてからこちらを見るのをおすすめします。
ではどうぞっ!
第七話『これからは』
俺は昨日、自分の思っている通りに帆乃夏に
〝全て〟話した。すると、帆乃夏も同じことを思っていたみたいで、すぐに気が合った。
だから、俺は、陽葵に〈〝別れよう〟〉というつもりだ。どうせ、告白してきたのは向こうだし、俺が回りから信頼を失うことなどはないだろう。俺は陽葵に別れようと告げた後、
帆乃夏に〝告白〟するつもりでもある。
Okをもらうのが一番いいが、振られてもそれが帆乃夏の気持ちだから、俺は帆乃夏の回答を受け止める。一応、帆乃夏の友達や、自分の友達にこのことを言う。まずは流奈から。「流奈!ちょっと聞いてくれないか?」「あ、颯真くんじゃん!やっほ~話?いいよ~」「―ってことがあったんだけどさ。なんかない?」流奈はにこっ。っと笑いながらこう言った。「へぇ~そうなんだ~じゃあさ、遊園地とか行って、そこで、いい雰囲気になったら告れば?よく、観覧車で告るとかあるじゃん?」「じゃあ遊園地デート?にするわ。」「じゃあ私のほうから帆乃夏に言っとこうか?」「サンキューよろしく。言っといて。」一応流奈は付
まつなが たくみ
き合っていてその相手が俺の友達、松永 拓海
だ。付き合っているということは恋愛のスペシャリストってこと。だよな!?だから一応付き合っている人の案は入れた方がいいよな...ていうか、絶対に入れた方がいいよな!念のため、流奈の彼氏、拓海にも聞くことにした。
第八話『遊園地デート!?』
私は授業が終わり、次の休み時間になると、流奈が喋りかけてきた。「ねーねー颯真君がさ。遊園地デートしないか?ってさ。」「え~!!あ、あの颯真が!?///」私はこういった後に小声で言った。「なんなの颯真。二股でもしたいのかな...」私には小声で言ったつもりだったのだが、流奈にはしっかりと聞こえてたようだ。「もう~そんなネガティブになっちゃいけないよ。颯真くんは〝帆乃夏のため〟を思って誘ってるんだから。」
「そうだよね。行くって言っといてー」私は颯真から言ってほしかったな。でもそんなのわがままかな。
第九話『颯真の告白』
俺は20分休みに、陽葵を呼んだ。「ごめん。別れよう。」「そっか。颯真くんがそういうなら。バイバイ。」
陽葵にそう言って別れた。まあ陽葵のじごうじだけどな。いよいよ今日だ。帆乃夏と遊園地デート(?) は。付き合ってもいないのにデートって言っちゃっていいのか?遊園地に行くって言った方がいいか。でも、流奈に帆乃夏が行くって言ってたっていうこと聞いてないんだよな。いきなり不安になった。もしかして...そう思うと胸が痛くなる。もうそう思うのはやめておこう。そんなことを考えていると、流奈が走ってきた。「ごめ~ん!いうの忘れてた~たしか今日だったよね?遊園地デート♪」「うん。そうだけど。で、結果は?」「それがね...okだったよっ!」「よっしゃ~!」嬉しさのあまり、大声で叫んでしまった。
第十話『片思い』
今颯真の声がしたような?気のせいか。今日か~遊園地に行くの。遊園地で告白してくれないかな~でも、陽葵と付き合っているんだもんね。私が好きだとしても、颯真が好きじゃないと付き合えないんだもんね。 〝実らない片思い〟なんだ。私の恋は。
そう思いながら今日の授業を終えた。帰ると、LIMEにメッセージが送られていた。〈もう遊園地行っとくよ~〉そのメッセージは30分ほど前に送られていた。やばい!急がないと!慌てて準備をする。ヘアアレンジをして、服を着替えて、バックに荷物を入れる。財布、スマホを入れて出かける。「いってきま~す。」鍵を閉め、電車に乗る。〈ガタンゴトンガタンゴトン〉〈次は小波津駅。小波津駅。出入口は右側です。〉〈キンコンカンコン♪〉電車のドアが開き、外に出る。遊園地につくと、颯真が待っていた。『颯真!』『帆乃夏!』「ごめん。遅れちゃって。」「いいよ!全然。俺が早く行っちゃっただけだから。」やっぱり颯真優しいな。「帆乃夏。最初に観覧車に乗らない?」「うん。いいよ!」観覧車に乗ると、段々と上に行っていく。「わぁ~綺麗。小波津町ってこんなに綺麗だったんだね!」「帆乃夏。あのさ。」「うん。どうかした?」私は颯真の方を見る。すると、「帆乃夏。好きです。付き合ってください。」「え!?///」まさか、まさかこの私が告白されるなんて!
終わりです。
第一章どうでしたか?よければ、ファンレターで感想を書いてほしいなと思います!
第二章もお楽しみに!