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プロローグ
世界線は混合する
―?視点―
???「かぁ···ご···め···かぁ···ご···め···♪」
何処かから歌声が聞こえてくる。
私はこの声を―知っている。
私はこの声に、長い事翻弄されてきた。
???「···。《《からくる》》。」
名前を呼ぶと、声の主―からくるは振り向いた。
からくる「なぁに?ボクに、何カ様?」
身体中に包帯を巻いたからくるは、小首を傾げながら聞いてきた。
???「からくる。《《今度は何が目的だ?》》何をしたいんだ?」
からくる「ボクはね、《《アノ人達》》ノ事、ビックリさせテ、怖がラせたィ!!」
無邪気そうに笑って、《《彼ら》》を指差した。
私も前から見ていた、興味深い世界線の民達。
···私の世界線の民と合わせ、一緒に遊ばせてやろうか。
からくる「まァタ"タノシイコト"考えてルんでしョ?」
やれやれ。
私の心の中も、全てお見通しってわけか。
からくる「ボクねボクね、___やりタイ!!ねェネェ、いいでショ?」
そうか。からくるは―。
まぁいいだろう。
私もその様な事は大好きだし、いつか誰かにやらせようと思っていた。
···さて、どの様な物語にしようか。
???「···それなら作者も手伝いますよ。」
???「お前は···。」
異世界歴6293年
とある3人の「時空超越者」により
新たな世界線が作られた。
世界線の混合が起こった。
2つの世界線の民よ。
生き残れ。