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第二話
校舎から運動場に出た俺たちは絶句した。
はじめ 「え………、ココ…どこ?」
はじめがそんな呟きを漏らすほど。
なぜなら───
───運動場が全体的に薄暗く、遊具が木造(?)の物が多くなっている。
運動場を見渡していると、はじめが俺のマントを引っ張った。
九郎 「?」
はじめ 「センパイ…あそこにタヌキさんが4んでます」
九郎 「HA?」
思わず変な返事をしてしまう。
はじめが指差した方向を見ると、確かにタヌキが4んでいた。
二人でコソッと近づくと───
───いきなりそいつが起き上がった。
はじめ&九郎 「!?!?!?!?」
そいつは俺たちの方向を向くと
???? 「わぁぁぁぁああ!!!?!?オバケぇぇぇぇ!?」
起き上がってこっちを向くなりそう叫んだ。
起き上がった瞬間に叫ぶ元気はあるようだ。
九郎 「なんだ…生きてんじゃん。」
俺はボソッとそう呟いた。
はじめ 「ねえ、タヌキさん!あなたの名前は?」
はじめが(いきなり)タヌキに名前を尋ねた。
???? 「ボク……はぽんきちだよ。よろしく」
そいつ───ぽんきち───ははじめにいきなり質問されたにも関わらず、素直に答えた。
はじめ 「へえ〜!ぽんきちって言うんだ!私ははじめ!よろしくね〜!」
はじめもタヌキ(ぽんきち)にならって自己紹介。
ぽんきち 「はじめちゃんたちはなんでここにいるの?」
そうぽんきちが尋ねた。
はじめ 「ゑ……………。」
はじめが固まった。(もしかして4んだ?)
どうせどうやって説明すればいいのかわからないか
展開が難しすぎて説明できないか何かだろ。
はじめ 「センパイ…………。わかりません………(泣)」
九郎 「じゃあ俺が説明する。」
はじめの代わりに俺が全てを説明した。
ぽんきち 「へえ〜。ボクと一緒だね〜。」
ぽんきちも納得したようだ。多分
はじめ 「なんでぽんきちくんはあそこに倒れてたの?」
はじめのド直球すぎる質問にぽんきちは固まった。
九郎 「大丈夫か?」
ぽんきち 「ア……ハイ……。ダイジョウブデス。」
はじめ&九郎 (棒読みじゃん)
その後、ぽんきちに詳しく話を聞くと───
森へ木の実を探しに行っぽんきち。
でも道に迷って偶然俺たちの学校に辿り着いたらしい。
誰かに道を聞こうと思って運動場に入ると───
───赤いマントを身につけ、特攻服のようなものを着ていた怪物がいきなり襲ってきたらしい。
九郎 (赤いマントの怪物?)
赤いマントを着て、特攻服のようなものを身につけた怪物────────?
ずっと考え込んでいると、はじめが
はじめ 「センパイ…後ろ………。」
九郎 「後r───」
俺が後ろを振り向くと───
今まさに俺が脳内で思い浮かべていた姿をした怪物が後ろに立っていた。
九郎「ゑ…………」
こんなことってある?
九郎 (とりあえずランタンを発動すべきか───?)
俺の脳内にそんなことが思い浮かんだ瞬間、
ぽんきち 「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!来ないでぇぇぇぇぇ!!」
ぽんきちが絶叫するなりランタンを発動した。
赤マント 「!?!?!?」
赤マントが気絶するな否や、ぽんきちは猛ダッシュでその場から離れて行った。
はじめ 「センパイ!!私たちも逃げないとヤバいですよ!」
九郎 「はじめ!逃げるぞ!」
一応「キズナ合体」して全力疾走。
十分" 赤マント"から離れたと思った次の刹那───
───目の前に赤マントが降ってきた。
はじめ 「きゃああああああぁぁああああああああああ!!!!」
はじめも絶叫。
(俺の鼓膜大丈夫か?)
そして赤マントは俺たちを狙って手を振り上げる。
このままでははじめと俺が捕まってしまう。
九郎 (マズい…どうすれば……)
その時、
おにびB 「坊や!ニンゲンの嬢ちゃんを投げるんだ!!」
九郎 「いきなり今喋るのかよ!?」
俺が持っているランタン───『手持ちあんどん』に入っているおにびが声を上げた。
(名前はさっき教えてもらった)
九郎 「はじめ!お前は行け!」
はじめ 「私だけ逃げたらセンパイが捕まっちゃいますよ!?」
九郎 「いいからお前は行け!!投げるぞ!」
はじめ 「わかりましたよっ!!」
はじめ&九郎 「「せーの!」」
二人で掛け声を合わせて、俺ははじめを投げる。
はじめは俺から飛ぶ。
はじめ 「センパイ!絶対逃げ切ってくださいよ!!」
はじめはそう言い残すと走っていった。
─────────────────────────────────────────────
センパイと別れた後、私は遊具の影に隠れていた。
はじめ (センパイ大丈夫かな…?)
チビオバケさんに気をつけながら隠れる。
今度は見つからないように、ひっそりと。
──────────────────────────────────────────
数分後のこと。
ぽんきち 「うわあああああああ!?!?」
はじめ (ぽんきちくん多分捕まったな…)
助けに行くべきなのかな?
どうしよ〜!!
そんなことを考えていると…
九郎 「え………HA??」
はじめ (センパイも捕まったなこれは…………)
あと残っているのは私だけだ。どうすれば…。
でも───
はじめ 「考えてるだけじゃ、変わんないよね!!」
そう声に出して遊具から降りる。
赤マントさんは、私を見つけるなりこっちにやってくる。
はじめ (怖い……!)
下手したら失敗して捕まってしまうかもしれない。
赤マントが宙に舞う。
着地したタイミングで───
はじめ (ランタン発動!!!)
明るいオレンジ色の光がはしった
赤マントがうずくまる。
はじめ 「今だ!」
今のうちに、牢屋へ全力疾走する。
はじめ (お願い!間に合って!)
スイッチに手を伸ばす。
───**カチッ**
気持ちいい音が鳴って、牢屋が開いた。
その瞬間、鐘が鳴った。
多分、終わりの合図だろう。
はじめ 「よかった…。助けれた…!」
ぽんきち 「はじめちゃん、ありがとう!」
はじめ 「どういたしまして!」
ぽんきちくんが「ありがとう」って言ってくれて、今すっごく嬉しい気持ち!
九郎 「はじめ、頑張ったな。」
そう言って、センパイが私の頭を撫でた。
はじめ 「へへっ」
センパイに頭を撫でられたのが久しぶりで、なんだか懐かしいような嬉しいような、恥ずかしいような気持ちになった。
続く
(オチがねえ!!)
キャラクター紹介
はじめ
さいほうとオバケが大好きな女の子
オバケの形をしたポシェットがお気に入り
トイレの花子さんにきょうみしんしん
九郎
バンカラなふんいきの少年
歴史ある妖怪退治屋の家系の生まれ
はじめの活発さにふり回されがち
ぽんきち
おくびょうでお調子者な子どもの豆だぬき。
妖怪としてはまだまだひよっこ。
自分では上手くニンゲンに化けているつもり。
今回のおまけ情報
__はじくろはてえてえ(((殴__
九郎 **「だから黙れ作者。シバくぞ。** __そもそも俺たち付き合ってない__**」**
はじめ 「誰と話してるんですか?」
九郎 「なんでもない」
__九郎、はじめの頭を撫でる__
はじめ 「………。///」ムスッ
九郎 ( __ムスってるはじめ可愛すぎだろ///__)
**続く**