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#2 0日目の夜、そしてルール
といっても、ルールはわからない。そこで、わたしは訪ねてみた。
🌸「あの、ルールって」
💻「役職は以下のトオリ。
市民 能力ナシ。3人。
占い師 誰かひとりを市民か人狼かウラナウ。ひとり。
騎士 誰かひとりを人狼からマモル。ひとり。
霊媒師 死んだ者が市民か人狼かシル。ひとり。
人狼 夜、誰かをクウ。ふたり。
狂人 人狼の協力者。占いでは白とデル。ひとり。
何者か 勝ち方不明。ひとり。
市民陣営は市民、占い師、騎士、霊媒師。人狼をすべて追放したら勝ち。狂者は関係ナシ。人狼陣営は人狼、狂人。人狼の数と市民陣営が同数になったら勝利。何者かがいるときも、ひとりとカウント。何者かは不明」
💙「何者か、が勝利の鍵か」
葵がそうつぶやいた。
💻️「というように、人狼をあぶりダシテモラウ。個室にはトイレと風呂があり、食事場で食ベル。占いや霊媒師は、個室のポストに結果が仕込んであり、それに白か黒かがアル。騎士は、守るための厄除け御守りをそれぞれの個室に仕込んでいるが、朝になると消滅スル。
オオカミは、午前2時ごろに活動を始め、ロックされていても、オオカミは貴方を喰う可能性がアル。その際は、運命なのだと受けイレロ。オオカミはロックを解除して相談可能」
鼻にかかった甘ったるい、機械的な声。うんざりする。
💻️「それでは、0日目の夜をスタート。占い師は占い、オオカミは確認スル」
わたしは市民だから…寝とけばいいのか。
ピンクっぽい畳と内装。可愛くて嬉しい。…眠…い…なんでだろ…
あ、そっか。0日目の夜がスター…だから…