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気まぐれ小説~知ってくれない真実~
私はメスのトイ・プードルのおもち。私はある男の人に飼われていた犬なの。「いいなぁ」と思うかもしれないけど、実際はそんなんじゃない。吠えたら「こら!吠えるな!!」と殴られて、いうことを聞かなくても殴られる。そんなの嫌だけど、餌をくれるから離れられないしまず窓とか空いてないからでられないよね。
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そしてある日、飼い主の男性は出て行った。「どこに行ったの?」と何回も鳴いた。でも帰ってきてくれなかった。でもたまにご飯を置くためだけに訪れた。だから嬉しくて「キャンキャン!」と吠えたら「うるせぇ!」とまた殴られた。だからね、私は吠えちゃダメだって思ったからそこからは、大人しくなっちゃったの。
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いつの日か、「ボランティア」っていうのかな、そんな人が私の家に来て私をどこかへ連れて行ったの。「嫌だ!」って抵抗したかったけど吠えたらまた殴られるからおとなしくしてた。
今からトリミングをするらしいんだけど、、、。なぜかテレビに撮られてる
「はい。今回はこの女の子のトイ・プードルをトリミングしていきます。この子は夜逃げされたと思われる家から保護されました。可哀そうに、、、。毛玉もいっぱいあるので早速綺麗にしていきます」
トリミングは嫌いなんだけど、、、。我慢しないと怒られるぅ、、、。
「このワンちゃんは大人しいですね。全然嫌がらない。やっぱり家庭で一度愛情を受けているからなのでしょうか?」
(どこが大人しいっていうの?そんな発言許さないわよ。でも、吠えたら怒られるから我慢我慢)
「次にシャンプーをしていきたいと思います。水も全然嫌がらないですね。尻尾を振っているので好きなのでしょうか?」
(シャ、シャンプー!?嫌だ嫌だ!!もう怒られたっていい。逃げてやる!)
「ヴーッワンワンワンワン!!!!」
よっしゃ。目が点になっているうちに逃げろ!
「ちょっと!逃げてるから捕まえなきゃ!」
建物の外に出たぞ。はぁはぁ、、、。疲れた。久しぶりに走ったよ。
「あっ!あそこにワンちゃんがいる。触ってもいいかな?いいや、触っちゃおう!」
(っ!ヤバい、子供がこっちに来る。逃げなきゃ。)
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もう、最近はごみしか食べてないや。おなかすいた。ちゃんと食べたのは捕まえられた5日前か。もう〇んでしまおうかな、、、。うん、そうしよう。
車来た!!いけっ!
「キキーッ」
**ドン**
(これが〇ぬってことなのか。楽しみだな~。天国ってどんな感じなんだろう)
そうしてメスのトイ・プードルのおもちちゃんは車にはねられたのであった。
そして二度と目を開けることはなかった。
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