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ヤンキー彼女と極道彼氏
umine
黒白小説女体化です!!
初めて書くので、自分なりに頑張ろうと思います!!
『第一話 バレバレな素顔』
賽子町。この町には、”赤羽女子高等学校”という女子校がある。女子校と言っても、有名なヤンキー校だ。その高校には、”裏番長”と呼ばれる、女がいた⋯
初兎 「なぁ。お前か?うちの仲間いじめたヤツ」
そう言ったのは、”有栖初兎”。赤羽の裏番長である。彼女は、2、3人いる大柄な男たちをにらみつける。相手は大学生だろうか。大学生らは、初兎を見て、けらけらと笑っている。相当初兎を舐めているのであろう。初兎は、そんな彼をより一層睨みつける。
大学生 「え?なになに?俺らなんかした?」
初兎 「したやろ。うちの仲間に、中田亜優って子いるんやけど⋯お前らの誰かは知ってるやろ?」
大学生 「え?待って!!お前が最近振った子じゃん〜」
大学生 「あー亜優ね〜俺の手の中でコロコロと転がされてくれて面白かったわ〜」
大学生 「お前最低ずきー」
彼らは、亜優という子に微塵も謝る気はないのだろう。初兎はそんなやつらに怒りがさらに湧く。
初兎 「お前らは⋯恋する乙女になんてことを⋯」
大学生らは初兎の言葉なんか聞かず、のうのうと言葉を放つ。
大学生 「てか、君可愛くね?名前なんて言うの〜?」
大学生 「その制服、赤羽のだよね?」
初兎 「⋯」
大学生 「無視すんなよー」
初兎の腕を掴もうとした瞬間⋯
大学生の腕を掴み、弁慶の泣き所を蹴る。
大学生 「い”ったー!!」
大学生 「おい!!てめぇ!!いい加減に⋯」
大学生が喋ってる間に、後ろから周り、クビの方へキック。
大学生 「がっ!?」
1人は気絶し、道に倒れる。
大学生 「ヒッ!!」
逃げようとする大学生の髪を掴み、一言放つ。
初兎 「二度とウチと亜優の前に顔見せんな。わかったな?」
大学生 「はっはい!!」
その時だった⋯
悠佑 「⋯初兎?」
彼女の彼氏である獅子尾悠佑が通りかっかった。
初兎 「悠くん!?」
なんでここに⋯と初兎は思う。彼女は今、絶体絶命のピンチなのである。
理由は、ヤンキーなことを悠佑に話していないからである。”悠くんに嫌われる”そう思うと初兎は、背筋が凍るような感覚になった。
初兎 「えっと⋯その⋯転びそうになったから助けようとしたらこうなったんよ!!な!!」
大学生 「えっ⋯あっ⋯」
初兎 「ねぇ?」
初兎は、大学生を思いっきし睨んだ。
大学生 「ヒィ!!そうです!!ありがとうございます!!」
大学生はビビり、そんな彼を悠佑が(可哀想⋯)と思う。
悠佑 「じゃあ⋯そこで倒れる人は⋯?」
初兎は、冷や汗が止まらなかった。悩みに悩み抜いた結果⋯
初兎 「か、勝手に転んだんよ!!」
無理やりにもほどがある答えだ。
大学生 「そ、そうです!!」
大学生も賛同してくた。初兎は少しは許してやろうかと考えるところだった。
悠佑 「そ、そうか⋯」
初兎 「そうだ!!悠くん!!甘いもの食べに行こう!!」
なんとか話を変えようと思いとっさにそんな言葉が出た。
悠佑 「お、おう⋯」
なんとかバレずにすみ、初兎は胸をなでおろした。
と⋯彼女はヤンキーなことをバレていないと思っているが⋯
悠佑は、(今回も派手にやったな⋯初兎⋯)そう思っていた。彼にはバレバレなのだ。彼女が”ヤンキー”なことを。
悠佑 (まぁ⋯初兎は嬉しそうだし⋯いいっか。)
初兎 (本当にこの世の終わりかと思ったわ⋯ま、バレなくてよかったけど。)
この物語は、ヤンキーガールと優男の恋物語である。
かめ投稿ですが、頑張っていきたいです!!
読んでいただきありがとうございます!!