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心臓が痛く
※実話じゃないです大丈夫だよ。
ちなみにこの小説、とある曲をテーマに作ってます!
心臓が痛い。
眼が疼いている。
貴方の文章を読む度
苦しくて
自分の価値を疑う
大丈夫だよ
何言ってるの、大丈夫!!
何かい、あなたの大丈夫に救われたか。
何回、あなたの大丈夫に心を握りつぶされたか。
貴方はまだ知らないんでしょう?
私が知っている、貴女の文章は
いつも光り輝いていて
私には届かないと思いながら
追いかけ続けた。
貴女に、出会わなければよかった。
あの子と
出会わなければ、話しかけなければよかった
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今テレビで大文豪誕生!と言われている小説家は、私の友達だ。
幼稚園の頃からの、「大親友」
と私は勝手に思っている。
その彼女が、小説家になった
前から文才はあったし、まぁそっち方面に就くのだろうとは思っていた。
彼女の受賞作を読んで、納得した。
彼女の編み出す物語は美しかった
するすると進み、展開がゴロゴロと変わる。
ごちゃまぜにされているような気もするが、それも気にならないほど、引き込まれる。
私も、小説家を目指して《《いた》》。
けれど
彼女には負けると思い、止めた。
本当はわたしだってスポットライトを浴びたかった。
けど、彼女にまけて惨めになることへの不安、そして感じるであろう孤独感が勝った。
彼女はずっと明るくて
愉快で、耀げで。
太陽のような存在だった。
けど、彼女も最初は普通の女の子だった。
そこを狙って、漬け込んだ。
今の私はただ弱い、固まりきっていないセメントだ。
彼女に弱いところを見せたくなくて。
自分が優位に立っていたくて、
大丈夫なように、必死で演じた。
けれど今はそれが私の首を絞めている。
だれも私をわかってくれない
あなたなら
**あなたなら、演技に気づいてくれるかも**
そんな浅はかな考え
分かってほしいと思いながらも
必死に演技はつづけた。
バレてはいけない。
バレてはいけないと自分に暗示をかけて。