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散文
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友達と学校から帰っているとき、自動販売機があったので、何か買うことにした。私は自動販売機の前に立ち、どれにしようか、飲み物を睨むようにしながら考えた。甘いジュースが美味しそうだとまず思った。でもジュースは太るかな。しかし部活の後で汗を流したし、ちょっとくらい良いんじゃないか。あるいは緑茶か、いっそシンプルさを追求して水だろうか。ジュースと緑茶の中間っぽい炭酸? 隣でガコン、という音がした。友達はカフェオレを購入したようだ。「まだー?」急かすように言われ、私は慌てて緑茶を選んで買った。冷たい緑茶は、まあまあ美味しかった。
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あ。これ美味しそうだな。コンビニに置いてある、肉が入ったおにぎりに手を伸ばしかけてやめた。何度見ても美味しそうなのに変わりはないけど、女子が肉ばかり食べてると、引かれたりしそうだと思ったから。代わりに、シャケが入ったおにぎりをとった。肉の次に好きなシャケ。
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隣に座ってる子が消しゴムを落とした。私はそれにすぐに気づいたけど、隣の子のことがあまり好きじゃないから、視線をすっと逸らして、何も知らなかったことにした。しばらくして、ようやく消しゴムが机の上にないことに気づいた隣の子が、席から立ち上がり探し始めた。私も上半身を軽く動かして探すふりをした。数秒して私はあっと声を上げ、消しゴムを取った。隣の子に渡した。低い声でありがとうと言われた。私は黒板に向き直して、シャーペンを握った。
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自習の時間。先生はしばらく席を外している。ちゃんと勉強してる子は6人程度で、鏡で見た目を整えてる子が2、3人、友達とこそこそ話してる子が4人くらい、私みたいにぼーっとしてるのが3人。それ以外の子は、何してるのかよくわかんない。
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糖分補給でラムネを食べてたら、1粒床に落とした。3秒ルールということでサッと拾ったけど、一瞬食べるか迷った。でも結局食べた。普通の味がした。
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学校の廊下を掃除してたら、画鋲が落ちてた。ほうきで軽く掃くと、思った以上に廊下の上を滑って私の方に来たから、ちょっと後ずさった。ちりとりで回収しながら、これってゴミ箱に捨ててもいいのかなとか考えた。考えた末、捨てた。
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ご飯を食べていると、奥歯の方で砂を噛んだみたいなジャリッという音がした。え、砂?と一瞬嫌悪のような不安のようなものを抱いたけど、確認するほどでもないし、変な味がするわけでもないので、そのまま飲み込んだ。飲み込んだ後、なんだったんだろうと思った。
画鋲は燃えるゴミではないよ。
まあ小説ってフィクションですから。
小説では犯罪者主人公が肯定されて生きてることもある。