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日替わりお題 (7) 評価
1週間続いてる…スゴイ((
「|乙葉《おとは》。成績表、見せなさい」
私は、悪い成績だったから見せないわけじゃない。
プレッシャーをかけられたくないからだ。
心の中で(はぁ…)と思いながら、成績表を出す。
「全部◎。当たり前よね。こんなのが取れない子もいるなんてw」
出た。他の子をバカにする攻撃。
こんな親がいるから、私は友達がいない。
私は叔母さんの家に住むことにした。
「この家には二度と来ません」という紙を残して────
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「叔母さん!あの…」
私は事情を話した。
「まあ!それなら住んでもいいわ。姉さんにはガツンと言ってやるわね」
叔母さんは優しくて、お母さんとは大違いだった。
「姉さん。乙葉ちゃんに何をしたか、話してもらおうか…」
「えっ、|菜穂《なほ》…わ、私はなにもしてない!!」
「なんで…私は、親子共にいい《《評価》》が欲しかったただけなのに…」
お母さんは、その後どうなったか分からない。
まあバチが当たったから、しょうがないよね。
私は友達もでき、前とは違う学校生活を送っていた。
成績表はいつも◎なのは変わらない。
ため息は消えたが、誰かへの《《`憎しみ`》》は消えなかった。
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10年後。
私は、私を産んだ人のもとに来た。
「もう収入源なんかないね。まあバチが当たったんだろうけど」
**「…乙葉!!お金!!!お金をよこしなさい!!!」**
「あら、そんなことしなくてもいいじゃない。あなたにピッタリのお相手がいるわよ。」
私はお母さんと似ている人を連れてきた。
「こんな人とは付き合えないわよ!」
`「ふふ。なら、頑張って働いたら?いい**《《評価》》**が欲しいんでしょ?」`