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輪の終着点そして始点

御さき(おさき)さん 鶴宮家に仕える女性(女中)たちの総称。お端の方とは異なり、血縁関係のない者が主だが、中には遠縁の者や、一族へ嫁入り・婿入りした縁で奉公に上がる者もいる。家事のみならず、酒蔵の細かな実務や行事の設営も支える、家の屋台骨である。 お端の方(おはのかた) 「御さき」たちを束ねる中間管理職であり、家政・渉外・行事設営のすべてを取り仕切る実務のトップ。本作では蕊(はな)の叔母(亡き母の妹)がその座に就いている。若くして夫を亡くした後、先代の逝去と前任者の隠居に伴い、鶴宮家の秩序を守る「番人」として呼び戻された。子供たちにとっては、厳格な教育係でもある。 鶴宮家(つるみやけ) 古くから続く、由緒正しい歴史を持つ酒蔵の名家。独自の風習や「女性当主」を尊ぶ不文律があり、現代においてもその伝統を厳格に守り続けている。 式台(しきだい) 鶴宮家の正門に構えられた、格式高い表玄関。一段低い板敷きが設けられた構造は、かつての武家屋敷や限られた名家にのみ許された建築様式である。重要な来客や、当主一族が公式な行事へ臨む際のみに使われる「聖域」に近い場所。
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