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先輩方
「失礼しまーす」
蜜柑さんの部屋に上がらせてもらう。部屋の中はしっかり整頓されていた。
3LDK以上くらいの広さだと思う。ひろいなぁ…。
「さ!遠慮なく座っていいよ!」
蜜柑さんにソファを勧められる。
「ありがとうございます」
私はソファに腰を下ろす。
「もー、敬語じゃなくていいんだからね!タメ口で行こ!タメ口!」
「そ,それではお言葉に甘えて」
明るく,親しみやすい人だな_
「それじゃー、みかん!ボクも紫音に色々教えてるけどね、実践経験のある君に教えてもらった方がいい気がして。だから、紫音に仕事内容を教えてあげてよ!」
「OK!ぷゆちゃん!それじゃ、紫音さん!これからあたしたちの仕事内容について教えるから!一言も聞き逃さないでよ!」
「りょうかい!」
「あたし達の役割はウィルスをばら撒くものたちを倒し,黒幕を倒し,この世界の平和を取り戻すこと!これはもうぷゆちゃんから聞いてるよね?」
「うん」
「OK!それじゃ変身の仕方とかもわかってるよね?」
「うん」
「OK!それじゃ、一旦変身してみてくれる?」
「わかった!」
私は深呼吸をする。変身するのは初めてだ。雪希さんみたいに格好良く変身できますように!
私は腕のくぼんでいるところ…『ステラヘム』が集まっているとこを押した。すると…
視界が虹色に染まった。
私は目を見開いた。
私服のパーカーがチャイナドレスに形を変えてゆく。
髪の毛がぐんっと伸び,勝手に二つに結ばれた。
そして、熊の可愛らしいポシェットをいつのまにか身につけている。
これが、変身…!
「おー!すごい!」
蜜柑さんが歓喜の声を上げる。
「紫音、やったじゃん!初めてにしては上手だ!バッチリ変身できてるよ!」
プユラァも喜んでいる。
蜜柑さんは頷きながら口を開いた。
「それじゃ、次は武器を出してみよっか」
「武器?」
「うん。戦うためには武器が必要でしょ?」
「そうだね…確かに」
「ぷゆちゃん、紫音さんの場合はどうやって武器を出すの?」
私の,場合…人によって武器の出し方は違うのか。蜜柑さんの質問にプユラァがすぐさま返事をする。
「紫音、そのクマさんのポシェットを開けて,中に手を突っ込んでごらん」
「あ、うん…」
熊のポシェットを開き,中に手を突っ込むと…何か,硬いものに触れた気がした。
その硬いものを引っ張ってみる_と_出てきたものは,短剣だった!
「すごっ!」
「おお!武器は短剣かぁ〜いいじゃん!サポートも攻撃もできるよ!いいね!」
蜜柑さんは親指を立てる。
「短剣、使える?」
私はそう聞かれ,ドキリとする。短剣なんで使ったことがない。これは特訓が必要…。
「つ、つかったこと、ない。使えないかも…」
そう私がいうと、プユラァはにっこりしながら言った。
「大丈夫だよ、もうその武器を取った瞬間から…キミはその武器を扱えるようになっている」
「えっ」
「試しに、このわらでも切ってみてよ」
プユラァはどこからか藁の塊を取り出す。一筋縄じゃきれそうにもない_初心者が切れるわけない_だけどプユラァの言うことが本当なら…
私は藁に斬りかかった。
ザッ…
藁の塊が真っ二つに切断される。
「…!」
驚いた。驚いた。だけど、蜜柑さんもプユラァも平然としている。
「やっぱり、本当に紫音は価値がある。ありすぎるよ!さっすが!」
プユラァが小さい手で拍手をする。
「ぷゆちゃんのいうとおり!あなたならいける!これからあたしたちとがんばろっ!」
蜜柑さんが手を差し出す。
_握手
私が握手をし返そうとした、その時。
遠くで爆発音がした。
蜜柑さんの表情がこわばる。
「っ_!敵!」
「きたね」
「紫音さん!あたしについてきて!」
私は頷いた。
早速、敵のお出ましなんて。
私はバクバクする心臓を抑えながら、蜜柑さんとプユラァの後を追った_
久しぶりなのに、短くてすみません