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第6話「禁書庫の呪いとモップの覚醒」
魔法学園の地下には、誰も立ち入らない“禁書庫”があった。 そこには、危険すぎる魔法理論や、封印された魔導書が眠っているという。
ある日、誠は学園長に呼び出される。
「清浄騎士殿、禁書庫に“穢れ”が発生しました。あなたの力が必要です」
「いやいや、俺ただの掃除係なんですけど!?」
渋々地下へ向かう誠。 扉を開けた瞬間、濃密な黒い霧が吹き出し、空気が重くなる。
「うわ…これ、完全に“職場の会議室”の空気じゃん…」
誠は掃除魔法を発動。 だが、霧は消えず、逆に魔導書が浮かび上がり、誠に語りかける。
「汝、清浄の力を持つ者よ。汝の魔法は、世界の構造を“初期化”する力を秘めている」
「え、俺の掃除ってそんなヤバいやつだったの!?」
魔導書が開き、誠のステータスが変化する。
【掃除魔法Lv.1 → Lv.5】 新スキル獲得: ・除菌結界 ・ホコリの監視者 ・モップ召喚(大型)
「モップ召喚って何!? 俺、武器持ちになったの!?」
その瞬間、巨大なモップが空間に現れ、黒い霧を一掃。 禁書庫の空気が澄み渡り、魔導書たちは静かに眠りについた。
学園長は言った。
「あなたの魔法は、もはや“清掃”ではない。“浄化”です」
誠はモップを見つめながらつぶやいた。
「俺、異世界でモップに選ばれし者になってる…」
あれー
毎日投稿っていつまでだっけ