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めいど
気がつくと異世界にいた。
ただ、私が前いた場所とは明らかに違う景色が目の前に広がっているというだけで
ここが異世界であるという保証はない。
私が前にいた、、えーっと、なんだっけ?に、ほん?だっけ?ま、いいや
そことは似ても似つかない。
というのもこの世界は**色がない**のである。
より詳しく言うとしたら彩度が全て0なのであり、
全てが明度で表わされた世界ということらしい。
色の説明はしたところで、周囲の状況だが、辺り一面薄灰色の芝が生い茂っている。
ここに色があれば綺麗な黄緑色に見えるはずだが、
まるで一昔前のカメラで撮られた写真のように白と黒だけである。
色は変だが芝生があれば寝転がるべきだろう、そう思うや否や、私は立ったまま後ろに倒れた。
このままだと後頭部を打ち付けてしまう。
そう考え、痛みを覚悟していたが、不思議なことが起きた。
歯医者さんとかでよくある背もたれを倒せる椅子のような感じで、ゆっくりと倒れていったのだ。
まあ歯医者さんのやつはお尻を支点として倒れるが今回のは踵だったという違いはあるけど。
と、心の中で呟きながらも、打ち付けるはずだった後頭部や背中、両手足では芝の感触を堪能している。
草の匂いや、澄み渡る薄灰色の空の色も含めてとても気持ちがよいため、目を閉じてみた。