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ソーダ
「『恋』とかけて『ソーダ』と解きます。その心は__どちらも『振らないで』」
堕天使k様の『作詞コンテスト!!!』参加作です。
秋も終わりに差し掛かる頃、夏みたいな作詞をしました。まえがきに書いた謎かけがこの時期に思いついたせいです。来年まで待てないや。
ちょっとおまけ。
まえがきの謎かけにも歌詞にも書いてあるように、ゴリゴリの恋愛ソング、それも失恋ものです。
『普通』を演じていたい主人公。ただ『貴女と過ごした夏(=非日常)』があまりにも綺麗だった、と思う(1番A)。
ただ思いを伝えても、『アジサイが枯れ落ちた時に返事する』と返されてしまう。実はアジサイはいくら枯れても花が落ちない植物。つまり、『貴女』は主人公に『返事を伝えない=振った』ということ(2番A)。
ただ、主人公は諦められない。自分が好きな『貴女』との些細な記憶や仕草はまだ『貴女』の中で生きているから。自分のことを蛙化させるようなことはないから(1,2番B)
だからそんな綺麗な言葉ではなく、心を跡形もなく砕くほど『振って』もらい、救いようがない恋に終止符を打ちたい。それこそ、裏の注意書きを無視して振って噴き出たソーダや、メントスコーラみたいな威力で(全てのサビ)。
表面的には『貴女に振られた』ことを理解しているし、『振られたくない思い=ソーダ』はもう飲み込んでいるから、きっぱり振って諦めたい(C)。
ざっくりこんな感じです。
ちなみに、『貴女』は字の通りに女性です。また、主人公は『僕』と書いてあるから男……? と思うかもしれませんが、ラスサビから一人称が『私』に変わっています。つまり女性です。同性愛というわけです。
だから、主人公はそれを悟られないように『普通』を演じてみたり、どうしてもくつがえせない相手の恋愛観を諦めてみたりしています。切ない。
なんて、こんな小ネタを散りばめていますが他の参加者様は韻を踏むのが上手かったりアイデアが秀逸だったりと、色々すごい。『ぐぅぅぅぅ』って、唸りながら作詞をしていました。