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生贄と神様の甘い蜜 その1
一生読み切りをかける気がしない…
昔々、とある辺境の村があった。
その村には、100年前から拝める神様がいた。
その神様は、大の少女好きらしく毎年一人少女を生贄に出していたそうだ…
そして、今年…
「今年の生贄は…白銀の少女とお告げが出た!そして、この町で白銀の少女と言えば、厄災の少女の…メールナ…お前だけだ…」
白い髪を生やした、老人が私に向けてそう言って来た。
私が、生贄に捧げられた。
つまり、それは死を意味すると言っても過言ではない。
「な…なんで!私なんかが、私なんか行った所で…意味無い!」
私は、死にたく無いので必死に抵抗する。
「これは、神の御告げだ…さっさと、着替えて来い」
老人は、ゴミを見るような目でこっちを見て言って来た。
私は、下を見ながら家に戻った。
「メールナ!こ、今年も大丈夫だったよな?」
父親が、心配したように言って来る。
その言葉は、とても焦っており今すぐ結果を聞きたそうだった。
「ごめん、お父さん…私、行かなきゃならない…」
そう言った瞬間、父親は膝から崩れ落ち泣いていた。
私は、父を無視し白服に着替える。
数分もすれば、着替え終わった。
白服の下は、褌だけなので成長途中の胸が白服にフィットして何故か気持ち悪い。
「お父さん…今まで、育てて下さり…ありがとうございました!」
私は、涙を流しながら父にお礼を言い家を出て行った。
「ようやく来たか…では、ここに乗れ」
老人は私にそう命令し私を木の台に乗せる。
「では、しばらくここで待て」
私は、言われた通りに待つ事にした。
逃げない理由は簡単だ…私より、2年前に生贄になった少女が逃げ出し、あの老人共に捕まり家族全員火あぶりになったからだ。
私は、あの優しい父を悲しませたくない。
だから、私は少しでも生きれる可能性を抱き待つ事にした。
しばらくして…
コツコツと言う、下駄の音がしたので前を見ると…
そこには、巫女服を着た少女が立っていた。
「え!?なんで、生贄が?」
少女は、出会い際にそんな事を言って来た。
「え?貴方が頼んだのではないのですか?」
私は、驚いてそう聞き返した。
「あ~、そんなのもあったけ?」
「何で!?何で覚えてないの!?」
私は、驚きながらもそう言った。
「まぁ、生贄なんだし…私についてきてよ…」
そう言われたので、私は巫女服を着た少女について行く事にした。
しばらくついて行くと、見慣れない家具が沢山置かれている部屋に来た。
「こ、ここは?」
「あ~、ここ?私の遊び用の部屋なんだけど…どう?」
巫女服を着た少女は、目を輝かせながらそう言って来る。
「どう…と言われましても…何て答えたらいいのか…」
私が、そう言うと…
「そう、だよね」
と、悲しい顔をしながら下を向いて言って来た。
「まぁ、人の良し悪しは…人それぞれだと思うので」
私は、必死に慰めるが…
「そう、だよね!」
逆に、変なスイッチを押してしまったらしい。
雷さーん!五月蠅いです…雷の具現化が雷電将軍(雷電眞か雷電影)なら許せるんだけど…