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濃霧注意報 第2話 「討伐隊」
⚠文章下手なのでご注意ください
『登場人物』
〜討伐隊〜
◎神崎詩翠(かんざきしすい) 15歳…討伐隊最年少で物静か。少し毒舌⋯? 長野
・井上皇牙(いのうえおうが) 28歳…独身。彼女が欲しい。討伐隊の隊長 東京
・天野景斗(あまのけいと) 23歳⋯彼女が欲しい、、、 岐阜
・青山菜々美(あおやまななみ) 22歳⋯討伐隊の優秀な女性隊員。群馬県出身で東京の大学いってる
・森岡涼真(もりおかりょうま) 18歳⋯めっちゃイケメン 千葉
・田宮尚弥(たみやなおや) 20歳…引きこもり 新潟
・御坂宏樹(みさかひろき) 25歳…霊媒師の仕事をしている 広島
・近藤陽也(こんどうはるや) 23歳…景斗と幼馴染 岐阜
・金沢翔大(かなざわしょうた) 24歳…就活中 熊本
・鬼龍院恋華(きりゅういんれんか) 17歳…社長令嬢。超能力者…?クソ美人 京都
〜その他〜
・村上正俊(むらかみまさとし) 57歳…討伐隊の指揮というか作った人
・神崎佳子(かんざきよしこ) 66歳…詩翠のおばあちゃん
・神崎勤(かんざきつとむ) 69歳…詩翠のおじいちゃん
・渡辺莉亜(わたなべりあ) 15歳…詩翠の親友
☆木下寧々(きのしたねね) 24歳…村上のもとで秘書をしている
増えたらその都度紹介していくね 新しいやつには星マーク☆ついてます
「”フォッグ”を倒せ。それがお前たちの生きる価値であり、意味である⋯⋯⋯⋯⋯」
「よし。10人全員揃ったみたいだね。急に電話して無理言った方もいる。申し訳ないね。じゃあ、さっそくだけど本題に入ろうと思う。君たちに集まってもらった理由はね…」
おじさんがそういった瞬間、部屋の緊張感が高まる。そして、おじさんはとんでもないことを告げた…
「”フォッグ”という怪物を討伐するためだよ。」
え?えええ?今なんて言った…?怪物を、討伐…?
「あの。何言うてるかわからへんけど、うちそんなん急に言われても無理やで。」
「俺も同感。急に呼び出された思うたら、なんなんかいったい。」
いろんな地域の方言だ…ほんとに全国から呼ばれてるんだな…。って、こんなこと言ってる場合じゃないよ!本当に討伐ってなに…?私まだ中学生だよ?
「まあまあ。落ち着いて。これから詳しく説明するから。まず紙を配るね。」
そういっておじさんの隣りに立っていたお姉さんがなにやら色々書かれた紙を手渡してきた。
「私語は謹んで聞いてもらいたい。えーっと、まず君たちを呼んだ理由はさっきも話した通り、フォッグという怪物を倒してもらうためだ。フォッグというのは霧の中に住んでいる怪物で、我々も研究をしているところだ。知っている人はいるかも知れないけど、最近霧島山で行方不明者が多発しているだろ?それもフォッグが原因だ。ここまででなにか質問は?」
手を挙げる者はいなかった。もちろん私も質問はしない。
「大丈夫そうだね。えーっと、それで全国から集められた10人の君たちに討伐をお願いしたいわけ。もちろん命がけになるから給料はがっつり出す。金の問題じゃないかもだけど、最初にそこは言っておく。で、えーっと、いま出ている研究結果によると、フォッグの急所は頭で、頭を潰すと消滅する。ただ、フォッグは1体ではなく、複数体いる。それも数え切れ得ないほどだ。だから虱潰しに倒していくしかない。で、次に集められた君たちの条件だけど、えーっと、まず第一に運動神経。これはかかせないよな。そして頭の良さ。次に能力。最後に仲間と協力できる力。なぜわかったかというと、これは特殊な機械でやったんだが、まあ条件だして当てはまる奴らをこれまた虱潰しに学歴と成績とで色々調べたんだな。家族構成やその他諸々も調べさせてもらったうえで君たちが選ばれた。質問は?」
ふーっと無意識に止めてしまった息を吐く。そこまで計算されているなんて思っていなかったし、討伐は命がけなんて正直怖い。何か発言したほうがいいと思ったところで、さっきの関西弁のお姉さんが手を上げた。
「ほな、うちはなんで選ばれたんどすの?」
「ああ、鬼龍院さんか。えーっと、鬼龍院さんはね、学歴ももちろんだけど、あなたがもっている能力だよ。そこが大事な決め手の一つでもある。」
そうおじさんが言った瞬間、鬼龍院さんと呼ばれたお姉さんが声を荒げた。
「はあ!?あんたらもうちの能力目当てなんどすの?それやったらお断りさせていただきますわ!お父様にも内緒で東京までやってきたちゅうのに、がっくしですわ。」
静かな部屋に鬼龍院さんの声が反響する。わたしたちはただだまって見ていることしかできなかった。
「まあまあ、落ち着いて。別に能力目当てっていうわけじゃないよ。君の特別な能力は討伐に役に立つし、頼らせてもらうことは多いと思うけど、それ以外のところもちゃんと見て決めてるから。とにかくこの10人誰一人かけてはいけないんだ。つまり、この10人は国から選ばれた精鋭というわけだよ。」
精鋭…?他のみんなはすごく頭が良さそうだし、たくさん活躍しそうな人たちなのに私はなんで選ばれたんだろう…。
「ほな、あのちびっこはなんで選ばれたん?」
え、ちびっこって私のこと?やばい恥ずかしいどうしよう…話題振らないでぇ…。
「ああ、神埼さんかい。彼女はすごく優秀なんだ。地元で一番頭が良い私立学校に通っていてその中でも成績トップクラスなんだ。それに運動神経もよくて期待ができる最年少メンバーだ。」
そんなこと言われたら恥ずかしいよ、、全員こっちみてるし、さっきのお姉さんも、「詩翠ちゃんそんなエリートだったのね」なんて呟いてるし!
「いや、あの…そんなこんねえですから…過大評価しねえでくんなさい…」
「まあ、詩翠ちゃんがすごいのはわかったけど、他のメンバーは?」
と青山さん。
「ああ、申し訳ないね。説明しよう。えーっと、まず隊長を任せたいと考えているのは井上皇牙くん。彼はフォッグ研究員として最初から関わっていたし、隊長を任せられるほどの実力もあるから選んだ。
えーっと、次に天野景斗くん。わざわざ岐阜県から来ていただいた彼は、もともと研究員にも誘っていたから目星はつけていた人だ。
次に近藤陽也くん。彼も天野くんと同じ岐阜から来ていただいている。彼は天野くんの紹介でメンバーに入った。
えーっと、次に青山菜々美さん。彼女は本当に素晴らしい隊員になってくれると思う。なぜかは後ほどわかるだろう。
次に森岡涼真くん。彼は高校3年生でサッカー部だ。持ち前の運動神経を活かして活躍してくれるだろう。
えーっと、次に田宮尚弥くん。彼は引きこもりなんだけど…俺の昔からの知り合いでね。動けばちゃんと動けるし、俺は期待しているぞ。
でその次は御坂宏樹くん。彼は広島で有名な霊媒師だ。何かしらフォッグを消すのに役立ちそうだったんでね。霊媒師とは関わったことがなかったから楽しみだよ
えーっと次は金沢翔大くんだね。彼は熊本から来てくれていてね。ちょうど上京を考えていたみたいだからちょうどいいと思ってお誘いしたんだよ。そしたら興味ありますってすごい食いついてくるんでね。条件も満たしているしいいかなと思ってね。後の人たちはもう説明したからいいよな。」
おじさんが言い終わったとき、隣にいた女性がひそひそと耳打ちした。
「おっと、申し訳ないね。俺は仕事の都合で帰らないといけないみたいだ。今日は軽く顔合わせと説明のつもりだったけど全然説明できてないね。まあ紙を読んでおいて。それじゃあこの後は軽く自己紹介でもして仲良くなればいいよ。じゃあお先に失礼する。」
そういって部屋を出えていったおじさん。みんながぽかんとしていると、秘書の方が口を開いた。
「申し訳ありません。私は秘書の木下寧々といいます。代表の村上正俊はいつもああいうふうなんです。説明もわかりにくくて本当にすみません。」
「あ、いえ、大丈夫ですよ。それよりこの後はどうすればいいんですか?」
秘書の木下さんに隊長?の井上さんが話しかけた。さすがだなって思う。
「そうですね。村上がおっしゃっていた通り軽く雑談や自己紹介などしたらどうでしょうか…」
「わかりました。ありがとうございます。では俺からいかせてもらいますね。名前は井上皇牙で、28歳です。東京都に住んでます。よろしくお願いします」
パチパチパチと拍手が起こる。時計回りで行くとしたら私が5番目か。それにしても美男美女多すぎる…!全員美男美女でなんか私だけ浮いてる感じがして居心地悪いよ…
「天野景斗です。23歳で、岐阜県から来ました。よろしゅうお願いします」
パチパチパチ…
岐阜県から来るなんて大変だろうな…
「近藤陽也です。23歳で岐阜県から来ました。景斗とは幼馴染で、さっき村上さんも言っとったけど誘われてここに来とる感じです。よろしゅうお願いします。」
パチパチパチ…
23歳まで幼馴染で仲良くできる友だちがいるなんていいな…すごいと思う!
「青山菜々美、22歳です。群馬から来ました。これからよろしくお願いします。」
パチパチパチ…
やばい次私の番だ…!緊張してきた…
「えっと、か、神埼詩翠です。15歳です。長野県から来ました。よ、よろしくお願いします!」
パチパチパチ…
ちょっと噛んじゃったけどなんとか言えた…!
(ちょっと間の感想省略しますby作者)
「千葉から来ました、森岡涼真です。18です。これからよろしくお願いします。」
「新潟から来ました、田宮尚弥です。20です。よろしくお願いします」
「御坂弘樹、25で、広島で霊媒師やっとる。よろしゅうお願いします」
「名前が金沢翔大で、年齢が24ばい。よろしゅうお願いします」
「京都から来た、鬼龍院恋華です。17歳で、お父様社長をやってます。能力のことは後々話す。よろしゅうおたのもうします。」
パチパチパチ…
鬼龍院さんはお父さんが社長さんなんだ…しかも京都のお嬢様とか憧れじゃん!みんなすごいなあ
「あの、私も用事ができてしまいましてここで失礼させていただきます。遠方からはるばるやってきていただいていますし、おもてなしをしたかったのですが…申し訳ありません。好きなタイミングで部屋を出ていただいて構いませんので。かぎは大丈夫です。では失礼させていただきます」
え??気まずいじゃん…木下さんせめていてくれたらもう少し話し合いみたいなことできたのに…!木下さんが出ていって10人だけになった部屋は気まずい沈黙が流れるばかりであった…
これからどーしよーーー!
読んでくれてありがとうございました。何かアドバイスあればお願いします🙏文章下手すぎて本当にごめんなさい💦次回もお楽しみに‼️