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ハピエン
「 … え 」
みんなで集まっていた時 、 俺の携帯にかかってきた電話 。
『 〇〇病院 』 、 その表示にみんなが息を呑む 。
「 で 、 出るよ … ? 」
阿部「 うん 、 」
「 もしもし 、 ! 」
先生『 そちら宮舘さんのお電話ですか ? 』
「 はいそうです っ 、 翔太に何かあったんですか 、 ! 」
先生『 それが 、 __ 』
「 え !? ほほっ 、 ほんとですか 、 !? 」
佐久間「 なんだって !? 」
「 翔太が 、 目覚ましたって … !! 」
深澤「 ええっ 、 なべが !? 」
岩本「 よし行くぞ 」
ラウ「 うそ … !! 」
阿部「 ほんとに!? 」
佐久間「 早く行こう !! 」
目黒「 康二早く ! 」
向井「 おん !! 舘も早よ ! 」
「 うん 、 っ 」
翔太は 、 約束を破らないで来てくれた 。
自分の心臓の音がうるさくて 、 なぜか緊張してくる 。
気づけば病院に着いていて 、 みんな走り出していた 。
みんなで病室に入る 。
そこにいたのは _
渡辺「 よ 、 久しぶり 」
紛れもなく 、 翔太だった 。
メンバーが翔太に駆け寄っていく中 、 俺はその場で動けなかった 。
翔太が 、 動いて笑ってる 。
その事実がどうしようもなく嬉しくて 、 なのに足が動かなかった 。
渡辺「 ちょ 、 お前ら泣きすぎ 笑 」
渡辺「 んで涼太はどした ? 」
翔太が 、 俺を見て名前を呼ぶ 。
その瞬間 、 体から力が抜けていく 。
「 しょ 、 うた 」
なぜか声は全然出なくて 、 かっすかすの声を絞り出す 。
渡辺「 うん 、 翔太だよ 」
「 翔太 、 っ 、 」(ポロポロ
足に力が入らなくて 、 へなへなと座り込んでしまう 。
涙は止まらない 。
佐久間「 おおい涼太 ! 」
「 翔太ぁ 、 … っ 、 」(ポロポロ
佐久間「 こっち来なよー 、 翔太だよー? 」
「 んんぅ” 、 っ 、 」(ポロポロ
渡辺「 ほら 、 涼太 」
「 ぅあぁああ 、 っ 、 泣 」
阿部「 よいしょっ 、 よいしょっ 、 」
阿部がずりずりと俺を引きずって 、 翔太のそばで止まる 。
渡辺「 あの夢ぶりだな ? 」
「 … うん 」
「 … 戻ってくんの遅い 、 バカ 」
渡辺「 ごめん 笑 」
「 … 心配させんな 、 … ばかぁ 、 っ 、 」(ポロポロ
渡辺「 うん 」
「 … 」(グス
渡辺「 んで 、 俺は続きを聞きたいんだけどな 」
「 … 」
出ていた涙は全て引っ込み 、 顔が引き攣って青ざめていく 。
そうだ 、 俺だって約束してた 。
「 … n 」
渡辺「 内容わかってるからパスっていうのは無しな 」
「 … なんで言おうとしてたこと言うの 」
渡辺「 幼馴染だから ? 笑 」
「 … ばーか 」
渡辺「 バカじゃねーよ 笑 」
恥ずかしい 、 恥ずかしいけど 。
気付いたら 、 メンバーは気を遣ってくれたのか全員いない 。
「 … 好き 」
「 翔太が 、 好き 」
「 … ほんとは 、 事故の日告ろうと思ってた 、 」
「 … なのにいなくなるから 」(ポロ
引っ込んだはずの涙がこぼれてきて 、 笑ってしまう 。
「 ぁは 、 俺ずっと泣いてるね 、 笑 」(ポロ
そのとき 。
頭を 、 強く強く抱きしめられた 。
「 … へ 」
渡辺「 俺も好き 、 大好き 、 愛してる 」
渡辺「 ごめん 、 」
渡辺「 泣かせてごめん 」
「 … 」
渡辺「 寂しい思いさせてごめん 、 」
「 … 許さない 」
渡辺「 … 」
「 … 早く退院しろ 、 バカ 」
「 … 甘やかすまで許さないから 、 」
俺はそう言って翔太の頬にキスをした 。
渡辺「 へ 」
翔太の耳がみるみる赤くなる 。
そして顔はほぼニヤニヤ 。
なんというか … 32がする顔ではない 。 ←
「 唇にしてくれたら許してやっても良い 」
渡辺「 するから目ぇつぶって 」
言われた通り 、 そっと目をつぶる 。
唇に 、 柔らかいものが触れる 。
渡辺「 ん 、 」
「 … っ 、 」
どれくらい 、 そうしていただろう 。
渡辺「 ふは 、 」
渡辺「 俺大好きだわ 、 涼太のこと 」
「 … ばーか 」
渡辺「 バカでけっこーでーす 」
6ヶ月後
結局 、 そのあと車椅子で過ごすしかなくなった翔太 。
医者もびっくりしてたけど 、 なぜか治っちゃったんだよね 。
今日は 、 いよいよ国立競技場ライブ 。
岩本「 行くぞ! 」
スノ「 おー!!!! 」
みんなで円陣をして 、 ステージ裏の階段の前に立つ 。
渡辺「 何してんの涼太 、 行くよ 」
「 ん 」
「 … 好き 」
渡辺「 俺も好きだよ ? 」
「 ばか 」
渡辺「 バカバカ言い過ぎ 笑 」
「 … ふん 」
渡辺「 … りょーた 」(チュ
「 なっ 、 ! 」
「 め 、 メイク崩れる! 」
渡辺「 言い訳だー 笑 」
「 んもぅ 、 翔太のバカ! 」
渡辺「 あ 、 また言った 笑 」
そして階段を登り 、 ステージに上がる 。
ファンのみんなの温かい歓声が 、 俺らを包み込んでいた 。
実はハピエン書くの苦手とか絶対言えない (
えどうしよ (
めっちゃ長くなったし普通にごめん (
終わり方変だけどいちおー完結でぇす 。